溺れるほどの愛を【HQ日替わり】

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「本当は好きだった」

「なぁ、知ってるか？」

「アンタは優しすぎる」

「探し物は見つかったか？」

誰も知らない物語。

あなたは何を見ますか？

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初めまして!!
亀更新のミニタリーと申します(´▽｀)
　

※意味のない低評価、誹謗中傷はお控え下さい

※ヤンデレや殺,しが含まれる話があります(・・;)

上記が守れる方はお進み下さい(´▽｀)

今いるキャラ

・黒尾鉄朗
・夜久衛輔
・赤葦京治
・二口堅治
・月島蛍
・影山飛雄
・孤爪研磨
・山口忠
・山口忠２
・及川徹
・木兎光太郎
・木兎光太郎２
・赤葦京治２
・菅原孝支
・谷地仁花
・西谷夕
・日向翔陽
・東峰旭
・国見英
・武田一鉄
・月島明光

沢山の評価・リクエスト・コメントありがとうございます!!

皆さんのおかげで殿堂入りを果たしました!!

本当にありがとうございます(*´∀｀)

次作：無気力なアイツに好きと言わせる方法【赤葦京治】

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21種類の結果パターン

読んで頂きありがとうございます!!　今日はこの人です(o´∀`)b - 2024年5月5日

【黒尾鉄朗】

「YOU……」

夕日が差し込む教室で、真剣に私を見つめる黒尾。
　

その距離僅か２m。

今、何故ここに黒尾いるかは、大方予想がつく。

きっと、何も言わずに退部した理由でも聞きにきたんだろう。

「……。」

「何で部活辞めたんだよ。
　お前がいなくなってから、皆元気ねぇんだ」

　

黒尾の事を無視して窓に目を向ける。

私の目に映ったのは、必死に練習をする陸上部の人たち。

疲れているはずなのに。
しんどいはずなのに。

彼らは笑っている。

　

「……。」

　
　
「……お前は何もなしにこんな事しない。
　何か訳があるはずだ。」

　

外の彼らが輝いて見える。

いや、彼らだけじゃない。

バレー部の皆も黒尾もだ。

　

「………」

「何かあるんだろ？」

「＿＿＿＿聞いたら絶対後悔するよ」

「それでも構わない」

私の中で何かが切れた。

その瞬間、異様なまでの速さで床に黒尾を押し付ける。

隠し持っていたジャックナイフを首筋に当て、ネクタイを掴む。

　
　

黒尾は目を見開き、驚いている。

「こんな事されても知りたいの？」

「ああ。」

なんの躊躇いもなく答えた彼の目はとても真っ直ぐなもので。

それでいて、とても綺麗だ。

　

「………私ね、＿＿＿なの。」

「お前が……か？」

信じられないとでもいうかのような表情だ。

　

「……………これから言うことは嘘じゃないから。」

「お、おう。」

　

「好きよ、鉄朗(・・)。」

彼の言葉を待たずに触れるだけのキスをする。

私の目から、一粒の涙が落ちたような気がした。

　

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数日後、YOUの姿はどこにもなかった。
　

教師は「転校した」と言っていたが、理由は不明らしい。

隣にいる夜久は寂しそうに「一言いってくれれば良かったのに……。」と言った。

「…そうだな
　そうすれば、何か変わってたかもな」

空を仰ぎながら俺は、考えていた。

『私ね、暗殺者なの＿＿＿＿＿＿」

悲しげにそう言ったアイツのことを。

本当は好きだったYOUのことを。

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「よければ一番右の星を押してくれ。

　リクエストも大歓迎だ//////」