【銀魂】甘美な響きを【日替わり】

9種類の結果パターン

今日の呼ばれ隊は？ - 2024年4月26日

＊桂小太郎＊



西の空に太陽が沈む頃。

今日は朝から真選組に追いかけられていて体力の消費が半端ない。







「YOU、すまなかったな。まだ入ったばかりだというのに」

「あ、いえ！大丈夫です」







まだ新入りで何もわからない私に桂さんは毎回丁寧に教えてくれる。







「！！チッYOUそっちの路地裏に走れ。またアイツらだ」

「はい」






今日はやけに真選組がしつこくやって来るみたい。







「.......行ったか」

「あの桂さん、こうやって１日じゅう追いかけられる事って多いんですか」







細くて暗い路地裏で桂さんの表情はよく見えない。






「...それは日によるだろう。少なくとも今日は最悪な日だ」






ため息混じりの声。
何だかいつもより覇気がない様子。






「あの、桂さ、」

「YOU」


「は、はい」

「さっきからそれ、やめてほしいのだが」

「それ？」







だんだんと暗くなる中で桂さんの瞳だけが輝る。






「分からんか、」

「え、」







突然、細められ熱をもった瞳が近づいてくる。

壁際まで追い詰められて、サラサラの黒髪が頬に当たった。


そして、







「小太郎と呼べ」

「ッ」






耳元で低く色っぽい声が響く。






「な、にがですか」

「呼べと言っているのだ」






唇が弧を描き心底楽しんでいるよう。






「無理で、す。そんな、」

「呼んでくれないのか。そうか、


...残念だな」

「ッわ」






肩を強く押され壁に、叩きつけられる。






「ッん」








さっきまで弧を描いていたそれが自分の唇に強く重なる。








「ッ、小太郎って、呼んで？」

「ッ.....こ、..たろ、」



「上出来だ」







ご褒美と言わんばかりにもう一度口づけが降ってくる。







「何で、こんな。私なんかと」

「何を言っている。



俺はYOUに近づきたいだけだ。
俺の中でYOUはトクベツだからな」




────・゜＊.────・.。──



「お前を採用したのは俺だ。YOUの笑顔が綺麗だったのでな。

何だ。一目惚れじゃ悪いか」

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