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初めましての方は初めまして
メイノアという者です

今回毎週1回更新のAPH週替りの短編を書いて行きたいなと思います。内容は様々だと思います。ジャンルも様々。キャラリクエストもお待ちしております。

ちなみに国の方々の物語には1つ1つあるテーマを用いています。名前の隣に書かれているのがそうです。

この一つ一つの物語の意味と真相を考えてみると、もっと楽しめるかと思います

◆現在居られる国の方々
✽フェリシアーノ•ヴァルカス(国としての一時)
✽アーサー•カークランド(表せられた一時)
✽アルフレッド・F・ジョーンズ(何かが壊れた一時)
✽ルートヴィッヒ(同じ姿としての一時)
✽2人視点の物語(強いていえば本田菊)
*イヴァン・ブランギスキ《モブ視点》(二つの最中の一時)

6種類の結果パターン

本日来られたお客様はどのお方でしょうか……? - 2024年5月8日

____どこにいるんですか?

……窓の近くで寝そべっている彼女はそう問いかける。が、その彼女の側で静かに座る彼は、その刺繍をしている手を止めて、彼女の頬を優しく撫でる。

____問いかけてるんですが……そんな触らないで答えて下さいよ。

しかし彼は、ただ何も答えず彼女の頬を撫で続ける。彼女はそんな彼に呆れたのか、何も言わずに彼に自身の頬を撫でさせた。暫くして彼はようやく頬を撫でるのをやめる。そしてまた、何かの作業に戻った。

暫くの時間が流れる。どうやら彼女はいつの間にやら寝ていたらしい。彼女は自力で起き上がる体力もないので、首を横に向けるとそこにはほんのりと香ばしく甘いアールグレイの香りがした。が彼女は自力で起き上がる事は出来ないので
ただその香りを楽しむ事しか出来ない。これは彼の一種の意地悪だろうか……そう思うと、無性に腹が立って来る。

すると私が見ていたのを気づいたのか、彼は小走りで近づいてきた。どうやらキッチンに行っていたようだ……焦げ臭い何かの異臭が漂うが。

彼は私の上半身をゆっくり起こしながら、そのまだ湯気が立っている紅茶を口に入れてくれる。口から広がる茶葉の苦さとほんのりとした甘みが疲れを吹き飛ばしていくようだ。

二、三杯口にした後、また彼は私の体をゆっくりと寝かせる。また天井だ。

……だが、何故だろうか。天井が酷く霞んで見えるのだ。私は窓のある方向を向く。霞んでいるせいだろうか……陽が私を包み込んでいる錯覚すらした。


「春、ですねえ……________」

彼女の意識は、ここで途切れた。


____夕もやが立ち込めている外を見つめながら、彼はまたゆっくりと彼女の寝顔を見つめなおす。その冷えた彼女の頬を撫でながら。


「Thankyou……____」

酷く、酷く枯れた声だった。


彼の涙が、一粒、彼女の頬に落つる時____


難易度:★★

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作者名:メイノア | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/novel/meikono  
作成日時:2015年6月6日 5時

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