【鬼滅の刃】甘やかして甘やかされて

5種類の結果パターン

今日は誰と＿ - 2024年5月15日

今日の御相手は…冨岡義勇さん____



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「水柱様、お顔が赤いですが…
大丈夫ですか？」


水柱こと、冨岡義勇の身の回りのことを
任された隠ではない使用人のYOUは、ヒュースの額を温かい手で触った。


「なんでもない。」


冨岡は手を払い、そそくさとYOUの元を去ろうとした。

冨岡は熱でも風邪でもない。

密かに想いを寄せる、使用人のYOUに頬を染めていたのだ。

しかし、こんなにもわかりやすいにも関わらずYOUは気づいていない。


YOUは冨岡の後を着いて回る。


「あっ、水柱様。
今日、○○様が来られるそうです。
水柱様と○○様お似合いですね」

「断ってくれ」

「え、何故ですか？」

「俺は好きでもない女といるのは嫌いだ」


疑問を浮かべながらも頷き他の者に伝えさせた。


YOUは寂しそうに微笑み、

「それでは、私の役割を他の男性に変更なさいますか？」

「……何故だ。何故、気づかない？」

「…どうしたのですか？」


冨岡のよくわからない、反応にYOUは焦っている。


「俺はYOUが好きだ。
お前じゃなければ嫌だ」

「えっ…。でも、私は…」


YOUが拒む1つの理由。

家族を殺され宛もなく分無しで彷徨っていた自分を見兼ねて引き取ったのが冨岡だった。

命の恩人と言っては言い切れない程
沢山の幸せを恵んで貰った。



これ以上の幸せは貰えないと、
YOUは、冨岡を置いてこの場から逃げようとしたが、それを冨岡に阻止される。

冨岡の顔は珍しく悔しそうな顔をしていて、
YOUの顔は涙でぐしゃぐしゃだった。


冨岡は泣くYOUを抱きしめる。

初めは抵抗するYOUも、時間が経てば諦めて静かに抱きしめられていた。


「み、水柱様…ｯ
ごめんなさい、ごめんなさ…い……」


ひっく、と泣きながらヒュースに謝ったYOU。
その謝罪には、冨岡の気持ちには答えられないという意味でもあった。





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「(一番右の星押してから)また来い。
抱き締める位いいだろう。」

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