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31種類の結果パターン

今日の百合の組み合わせは……？ - 2024年5月11日

幼児系女子×強引系女子








「どうして、こんなことに……」

「……うわぁ」


……私の目には涙が浮かんでいた。なんとか泣かないように我慢しながら、ブカブカになった洋服を握り締める。そんな私の様を、雪菜は興味深々と言った感じで見下ろしてくる。状況を説明すると、突然私は幼児になった。


「ちっさ」

「うるさい」


……朝起きた時は普通だった。違う部屋で寝ている雪菜を起こしに行こうとした所で、こんなことになっていた。困惑している時に、雪菜が私の部屋を訪れ、小さくなった私を発見。そして、今に至る。


「……雪菜、知らぬ間に私に何か変なもの飲ませた？」

「そんなことする訳ないでしょ。飲ますとしたら惚れ薬飲ますから」

「やめて」


全力でやめて頂きたい。強引でドSな雪菜はやりかねないから怖いのだ。けれど、こんなことになったのが雪菜の仕業じゃないとしたら、どういうことなのだろうか。


「……それにしても、」

「なに……って、うああ！？」


と、雪菜は何を思ったか私の脇に手を入れ、ヒョイ、と抱き上げたのだ。突然の浮遊感に、驚きの声を上げてしまう。抱っこされたのなんて、小さい時に親にしてもらって以来だよ、なんてことを思いつつ、そんなことを思っている場合ではないと思考を止める。


「何するの！下ろして！」

「ヤーダ」

「ヤーダじゃないから！！」


軽々と私を抱き上げて見せた雪菜は、片手で私を抱えて、空いた方の手で頬をプニプニとしてくる。「柔らかい」とかなんとか呟いている彼女の指を小さな手で掴み、やめて、と。


「今すぐ下ろして」

「えー、だって、」


こんな可愛いの、離したくない、と。


「……へ、」

「子供作ったら、こんな感じの子が生まれるのかな」


楽しみ、なんて。そんなこと言いながら、雪菜は私を膝の上において抱きしめた。


「……えっ！！」


……勝手なことを言わないで！

小さな私は顔を真っ赤にさせて、幼い声でそう突っ込んだ。

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