【まほつか】魔法よ、解けないで。

7種類の結果パターン

どんな魔法をかけてくれるの？ - 2024年4月27日

みんなのお兄ちゃん！アルベルトくんです！
＿＿＿

【早朝のリビング】

アルベルトは今日も朝食を作ろうと朝早く起きる
リビングに行くと、YOUがソファーに座っていた

YOUは眠たそうに首をこっくり、こっくりとしている

「おはようYOU、こんなに早く起きるなんて珍しいな」

アルベルトがYOUに話しかけると、YOUは眼を擦りながら『おはよう』と返した

『そう言うアルベルトこそ、早いね』

アルベルトは苦笑いをしながら話した

「まあな、毎日みんなの朝食を作るのは少し大変だからな、こうやって早くから作るのが日課かな」

「……YOU、何か飲みたい物はあるか？」

アルベルトがそう問いかけると

『珈琲かな？』

「おぉ……大人だな……」

少し驚いたが、すぐにお兄ちゃんモードに切り替わる

「だけどな、飲むのはいいが、カフェインの摂りすぎには気をつけるんだぞ？」

『はーい』

アルベルトはキッチンに行き、珈琲を淹れて来てくれた


「はい、熱いからしっかりとふーふーしろよな？」

『あはは……心配しすぎだってば……』

「ヤケドしたらどうするんだよ」

『アルベルトにだけは言われたくないよ』

YOUがそう言うと二人はじわじわときたのか、笑いだした


少し笑いが収まったところでYOUは珈琲を口に入れた

アルベルトはブラックをどうしても飲ませたくないのか、しっかりと砂糖とミルクが入っている

「…………あのさ」

『なあに？』

「その珈琲、実は……オレ一口飲んじゃったんだ」

『え…………』

つまりは……間接キスをしてしまったそうだ

YOUとアルベルトは赤面したまま、固まってしまった

「ご、ごめん……やっぱりイヤだったか？」

『ううん……イヤじゃないけど』


「イヤじゃないなら……その……キス……していいか？」

『………っ！！い、良いよ！！』

ぐっとアルベルトは距離を縮める
YOUは静かに眼を閉じてアルベルトを待つ

そして＿＿＿＿＿

YOUの唇に暖かく柔らかい物が触れた

「今、アンタに良い魔法をかけたよ」

『……え？どんなの？』


「今日、幸せな１日を送れる魔法だ」

アルベルトは輝きのある笑顔を浮かべた
もしかしたら、照れ隠しかもしれない

「あー……YOU、ちょっと朝食を作るのを手伝ってくれないか？」

『うん！分かった！』

今日良い１日になりそうだ

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