モンスター達の物語

5種類の結果パターン

あなたの本日の占い結果です - 2024年5月6日

今日は火炎の騎士バーン！シリアス展開注意
(というか、闇堕ち注意！)
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バーン視点

平和はいつもすぐに壊れる。

今日はいい天気だし、クフリン達と手合わせでもするかなぁ。と呑気にそんなことを考えていると、

「うわあぁぁぁ」

と叫び声が王国に響いた、叫び声がした方向は激しく燃えていて爆発などが起こっていた。

俺はすぐに向かった。これでも王国騎士団の一員なんだ、現場に辿り着いてそこで見たものはあまりにも残酷だった、さっきまで訓練場で剣を振っていた兵士たちが血を流して倒れており建物などは壊され、燃えていた。

ショックで働かない頭を無理矢理動かして周りを確認した、そこでは、魔皇軍とクフリン達が戦っていた。自分も加勢しようとした、だがそれは無理だった。何故なら他の場所でも、逃げ遅れた国民が魔皇軍に襲われていたからだ。飛び散る紅、倒れる人影、いつもそうだ俺は遅れて来て間に合わない、なんで？と聞かれてもそれは自分自身もわからないことだ。

俺は敵に剣を向けた、相手はかなりの数がいる、それに対してこちらは、兵士たちの多くは血を流して倒れていて、戦力は少ない。圧倒的に不利な戦いだった。それでも一人でも多くの人を助けるために戦った。ボロボロになって体が動かなくなってきた。敵もかなりへったようだがまだまだいる。

ああ、俺はきっとここで死ぬのだろうか。
大切な仲間も守れないで、敵に負けるのだ。
悔しい、辛い、苦しい、痛い
なんで俺は力不足なんだろう、努力した、毎日欠かさず訓練を続けた。じゃあなんで負けるんだ、なんで守れないんだ、力が足りない、力が欲しい
敵を倒すことが出来るような力が欲しい

(力が欲しいか？)

と頭の中に響いた気がした。

俺は欲しいと答えた。

空耳でもなんでもいいから、仲間を守れるのならそれでいい。

(ならば力をやろう)

と聞こえた瞬間、電流が流れた様な激痛が全身を駆け巡った。そこから先はあまり覚えてはいない。

だが、力が湧いてくる様な感覚は覚えている。
さっきまでとは桁違いの力で敵を倒していった、俺は仲間を守りたかった、なのに、倒すことが楽しいと思ってしまった。

俺が望んでいたのは、何だ？

もういいか、好きなことをしよう、俺の前に立つものを切り捨てていけばいい。



『黒き魂、獄炎の定めとともに。』

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