今度は皆大好き太芥となっております。おばかな二人を書きたかったので、おばか要素盛り沢山です。勿論、甘いのもありますよ。以下お品書き。
cssはぷぅま様からお借りしました。
【お品書き】
・ロマンチックに
・ハルジオン
・何番煎じ
・春ほどけ
・せせらぎ
5種類の結果パターン
太「厭よ厭よも好きの内」 - 2024年4月27日
【せせらぎ】
「あああ芥川君、ででで出たのだよ!」
「何がですか」
「せせらぎ!」
せせらぎ。その言葉を認識した瞬間芥川は素早く丸めた新聞紙とジョキンダーを手に取った。それは芥川達にとって存在を許してはいけないものだった。ゴキにブリというなんとも不快な名前からその姿は容易に想像できる。
出たのだ、あれが!
「何処に出たのです、太宰さん」
「だ、台所……」
「よりによって其処にか」
「詳しい場所は!」
「冷蔵庫の下!」
「フッ、ここで会ったが百年目、ついにこの時が来たなせせらぎ。この芥川が成敗してくれる!」
「ご託はいいから早くしたまえ!」
太宰に急かされマフィアで鍛えた身のこなしで台所へと移動する。その際、古い木造家屋だと云うのに床の軋む音すらたてなかった。
「そこか!」
ピーナッツほどの黒い物体にジョキンダーをかける。よく見るとそれはレーズンだった。
「くっ、違ったか」
「あ、あそこ!」
太宰の指差す方を見やる。ピーナッツほどの大きさに長い六本の手足と二本の触覚、埃を被った蛍光灯に照らされ黒光りするそれはまさにあれだった。
G!
「そこか!」
白い粒子がそれを覆った。それには毒ガスである筈の霧を潜り抜けそれは自慢の俊足で流しの下、冷蔵庫の下、食器棚の下を点々と移動する。
なかなか捕まえられないそれに痺れを切らし、今すぐ芥川の上司である中也かブキコロリを設置しようと背を向けた時である。散々二人と主婦の精神を悪戯に削っていたそれに天罰が下った。一つの鉛玉がそれの体を射ぬいたのである。
「太宰さん……」
「最初からこうすれば良かった。矢張り
輝かんばかりの笑顔で芥川に 「後始末宜しくね」と云い意気揚々と自室へ帰っていく。
「ここ、借家なのですが」
次はあの巨漢の大家に何を云われるのだろう。芥川の頭はそればかり考えていた。
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きんちゃ
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夢歌(アニメ怪盗)(プロフ) - 太芥尊い! (2018年6月29日 1時) (レス) id: 271215d97c (このIDを非表示/違反報告)
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