七つの大罪 今日は誰と恋人ごっこしちゃいます

12種類の結果パターン

あなたの本日の占い結果です - 2024年4月27日

「うっ…」

私は皆で夜ご飯を食べた後体調を崩していた。

寝たら治ると思っていたのだが…悪化するとは…誰かに助けを…って声が出ないよ…。

立ちたいのにまるで金縛りに掛けられたみたいに体が動かない…。


夜中の三時誰も来ないよね…


朝になったら誰か起こしに来てくれるはず…それまで喉の渇きと痛みを我慢しよう。


「っ…ポークちゃんとか来てくれない…よね」

私がそう言ったその時ドアが開いた。

「YOU」

私の前に来たのは

「どうかしたのか？」

「ゴウセル…」

「声が出てないぞ？」

私の顔を除き込み頬に手を添える。

「熱いぞ？照れているのか？」

「ちっ、違うわ！空気よ…っゴホ」

「風邪か？苦しそうだな」

「人何処見たいに言うなぁ…水持ってきて」

「了解」

「うっ…」

助けに来てくれたのがよりによってゴウセルとは…バンの方が…いやどっちもどっちか…？

「持って来たぞ」

ゴウセルはジョッキにたっぷり水を入れて何故かお盆で持ってきた。

「やっぱり…訂正」

「何がだ？」

「なんでも、」

お盆の中にはストローと薬だろうか飲み薬とタオルと氷が入った袋が置いてあった。

ジョッキだと重い思ったのか自分で持たなくてもいいようにストローを差して私に差し出す。

「少し水を飲んだらこれを飲め」

「ありがとう」

私は薬を飲んで横になると頭の上に薄いタオルを置いてその上に氷袋を置く。


「もう大丈夫。助かったよゴウセル」

「了解 おやすみ」

「…おやすみ」

私は目を閉じるとドアの閉まる音がした。そして薬が効いていたのか少し楽になった。

〜〜次の日〜〜

「…っ」

私が自然と目が開くと体はとても軽くなっていた。

「治ったぁ〜〜」

私は体を起こすと頭から氷袋とタオルが落ちた。

「あれ？氷が溶けてない…」

真夏だと言うのに氷はそれほど解けていなかった。

「まさか…」

私は下に降りると皆はいなくてゴウセル１人であくびをして店番をしていた。

「もういいのか？」

「ありがとう。おかげで治ったよ。」

「それは良かったな」

カウンターには思ったとうり水が入った袋が複数あった。

きっと何度もこまめに新しい物に変えてくれていたんだろう。

「もしも、ゴウセルが寝込んだら私 も 付きっ切りで看病してあげるね」

「俺は風邪には掛からない」

「じゃ、怪我をした時にでも」

〜〜

終わり

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