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あなたの本日の占い結果です - 2024年4月26日

今日は……炭治郎です！！

______________


『 はぁ…… 』

誰もいない静かな教室に1人。
私のため息は、普段よりも響いて聞こえた。




__この前の模試では散々な結果だった。


もう少しで受験生だと言うのに、勉強をしていない友達よりも点数は悪く先生にも心配されている状況だ。

… 昔から努力は嫌いだ。努力してもしなくても報われない時は報われない、自分に甘い私は誘惑にすぐ負けてしまうからだ。

私は模試の採点された紙を適当に折って、紙飛行機を作った。

『 未来なんて…









クソ喰らえだよ 』

そう言いながら、教室の窓の外めがけて紙飛行機を飛ばした。

__30分ほど経った頃、聞きなれない声が私を呼んでいた。


炭「ねぇ！これ…YOUの 、かな？
丁度帰宅途中に頭の上から落ちてきたんだ！



大事なものだと思ったから、

届けに来たよ。」


隣のクラスの竈門炭治郎…くんだ。
問題児3人組の1人。私とは正反対な性格で、みんなの人気者の。
確か竈門君は模試の成績も学年10位以内に入って気がする。

そんな竈門くんに何故か私は苛立ちを感じてしまい、

『…それはわざと捨てたの！
いらないから、捨てといて。
折角拾ってもらったのにごめんなさい 』

と、泣きそうになってる顔を見せまいとそっぽを向いた。

そういうと、竈門くんは優しく笑った。

炭｢YOU。これはね、君が沢山成長することができる可能性があるって教えてくれる、大切なものなんだよ｣

『…そんな点数のものが、大切なもののはずないでしょ』

炭｢点数は関係ないよ。俺は昔から頭が良くないんだ。テストが返される度に怖くて怖くて…自分に自信がなくなるほどだった。

けどね、そこで諦めちゃダメだよ。

どんなに挫けそうになっても頑張るしかない…

己の弱さは自分が一番わかってることだ。
結果は、絶対についてくるものなんだよ。

YOU！｣

『っ……』

炭｢俺応援してるから！


次の模試、頑張ろうな！｣


竈門くんはそういって私の手のひらに紙飛行機を優しく置いて、またね！とダッシュで帰っていった。



竈門くんの優しい言葉に、
私は涙がとまらなかった。






__この後、私が模試で最高得点をとる話は誰もが知っているはずだ。

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