【歌い手】い、一年間よろしく…。

12種類の結果パターン

同じクラスなのは………… - 2024年5月7日

今日は……luzさんです！

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「YOU、何組だった！？」

「C組！」

「嘘！一緒！」

「本当！？やったああああ！」



友達と2人、手を取り合ってぴょんぴょん跳ねる。



「1年よろしく！」

「うん！」



運命だね！なんて叫びながらぴょんぴょんしてると

背の高い男の子が、表をのぞきこむ。




「あ……」




その子は朝のいつも電車が一緒の子だった。

同じ学年だったんだ…

横顔がすごく綺麗で思わず見とれていると

隣からど突かれて。




「前言ってた子？YOUが一目惚れしたって子でしょ！？」




そう囁いてきた。

なんでわかったこいつ、て顔をすると

ニヤッと笑って




「先入ってるね〜」





ひらひらっと手を振って行ってしまった。




ちょ、待てや。

2人きり！？



さっきまであんなに騒がしかった廊下は誰もいなくて

まるで神様のいたずらみたい。



すると自分の名前を探してクラス表を滑る指が

ある名前のとこでぴたっと止まる。




名前、luzくんっていうんだ…


てか、同じクラスだ！

心の中でガッツポーズをしていると



luzくんが私に気づいて

あ、って顔を赤くした。

なんだろ？って思ってると




「同じクラス….だよね？YOU…ちゃん？」

「あ、うん、てか…なんで名前…」




luzくんはあっ、と口を抑えると

電車でよく、一緒にいる子が呼んでるから

そう言って微笑んだ。

声の大きな親友に、少し感謝。



「あ、名字、教えてくれる？」

「如月って言います」

「如月さんね」

「うん」




するとluzくんはすぅっと息を吸って



「如月さん！…お友達になってくれませんか？」



そう言った。



「え、はい！もちろん！」

「やったー！」




無邪気に喜ぶluzくん。

なんで？と尋ねるとふと、真面目な顔になって




「如月さん前、電車からベビーカー下ろすの手伝って、電車行っちゃったことあったでしょ？」


「？うん」


「その時、同じ電車乗っててさ。すごいなーって思ったんだよね。一目惚れ…っていうのかなー」



luzはぎゅっと私の手を握って



「だから、如月さん！今はお友達からだけど、仲良くなれたら、付き合ってください！」



そう言った。



「あの…今すぐ、付き合ってください」

「え？！」

「私も、luzくんに一目惚れしたから」




今度は私の話、聞いてくれますか？

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