【歌い手】い、一年間よろしく…。

12種類の結果パターン

同じクラスなのは………… - 2024年5月3日

今日は……vip店長さんです！

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「じゃあ、いただきますッ！」


「「「いただきまーす」」」




ポカポカ屋上で、4人でお弁当。

始業式の日からお弁当持ちで授業なんて

ありえないし、だるいけど

4人でお弁当食べれるならいっか！なんて





「いやー、まさか4人同じクラスだとはね」

「いいじゃん！楽しそうだし！」

「部活の話とかも楽だし！」

「賑やかになりそうだね」





おしゃべりしながら、お弁当。





「わ、YOUの卵焼き美味しそう！もーらい！」


「ちょ、96ちゃん！」






私の抵抗虚しく、私の卵焼きは96ちゃんの口の中へ。





「もう！今日はう………ああああああ！ちょっとコゲッ！！」


「ふはははは、もらったぜ！」






ぶう、と膨れていると頭をぽんぽんッてされる






「こら、コゲ。YOUに謝って！」

「なんで俺だけ！？96だっ……

「うるさい！こげた犬！」

「理不尽！！」






いつものやりとりに思わず頬が緩んで

卵焼きに少し感謝したり。






「ほら、早く食べないと残りの1個しかないのにまた食べられちゃうよ？」






そういう店長の目はがっしりと私の卵焼きを捉えていて。






「店長…食べる？」



「え！？大丈夫だよ！YOU食べなよ？別に食べたいなんて思ってないからね！？」






食べたいって顔に書いてあるよ。

私はお箸で卵焼きを器用に挟んで

店長の口元に持っていった。






「はい、店長」






だけど店長は卵焼きを見つめたまま固まっている。






「…店長？ほら、口開けて」






卵焼きでうりゃうりゃ口を開けさせると

店長は真っ赤になりながら口を開けて




ぱくり





卵焼きを頬張った。







「おいしい？」






そう尋ねると、店長はもぐもぐしながら

必死に頷いた。



かわいい……



私は卵焼きがあるはずの空欄を見つめながら

仕方なく唐揚げを口に運ぶ。






唐揚げが口に入った瞬間







店長があっ、と声を上げる


と同時に



「「か、か、間接キス！！！」」



96ちゃんとコゲが叫ぶ。




へ？と店長を見ると

顔が真っ赤で




やっと意味がわかった私も

自分の顔がだんだん熱くなるのを感じる。





「なんか……ごめん」

「ううん…全然。卵焼き、美味しかった…」

「うん…」




頬張ったイチゴはすごく甘酸っぱかった。

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