【歌い手】 Hold down 【日替わり】

6種類の結果パターン

持たない理性、危うい本能 - 2024年5月3日

hold down by Biss.

£+゜..:。£+




「びすってさ、絶対女性経験豊富でしょｗ」


「…え?」


事の発端は何時も突然。

―――私と彼は付き合ってあまり日も深くない。
と言っても1週間1ヶ月そこらとかそういうわけじゃない。

やっとお互いの好きなもの、嫌いなもの、言われたら言ったら傷付くこと嬉しいこと…

恋人の、付き合い始めて一番最初にある大事な過程だと個人的に思っている。


そして最近思ったこと。

彼…びすの、仕草・言動・デート時のリード。
綺麗で余裕があって、優しさと安心感も同時に持ち合わせていて

確実に、結構な数の女の子と付き合って来ただろうと予測できた。


だから思い切って話題を持ち出した。彼の家でのデート、ソファの上だった。
その旨を伝えると、『なるほどねぇ』なんて適当ともとれる返事をされて

視線を導かれて

両手首を掴まれて


ああ、それ。…そうやって平然と、話の流れをぶった切ってるのに自然に甘いキスしちゃう辺り


拒めないその手つきと甘さ
今まで何人を魅了してきたの





「―――…そうだ、ねぇ…?」


「……!?な、に、この姿勢…」


「組み敷く、っていうの。YOUは、男性経験なさそう。」



だけどだけど、此処まで豊富だとは正直思っていなかったというか、何故人が変わった


両手首は掴まれたまま、押す様にキスされた私はそのまま押し倒されてしまったようで

背中がくっついているのは柔らかいソファだけれど、そこに包むような安心感は無い。



――すべて彼のせい、経験ないなんて嘘。





「な、に、するの…?」

手を始め躰は動かない。口だけ動いても、意味のない問いを発するばかり。



「んっ…ぅ、あ」



そのあとは最早言葉にならない声を紡ぐだけ


悪戯な手は私の躰を這うばかり

我慢しきれない声が響くだけのリビング



「まあこんなことするくらいだもん。経験がある無いなんて分からないかもね。
どっちでも正直、どーでもいい

…あってもなくても俺のこと好き、でしょ」



手首をつかんでいた彼の手の指は、ゆっくりと私の指に絡んでくる。

変な感覚が怪しく私を刺激してくるからもう、言葉を発せないと判断した私は
必死に首を縦に振った。



「いいね…口も体も素直な子、俺も大好き…」


そんな私に満足そうに笑い、指と指を絡めきって力を籠める彼。




もういっそ


「遠慮なく、食べるよ?」



それでいい。



£+゜..:。£+

び「――コメと評価で、…もっと次のレベル。」

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