(主がそうなることも)
昔作ったものを肥やしにしておくのは惜しく、今はできていた分だけをアップさせていただきます。
欠損、流血表現有り
長さ、負傷の度合いはまちまちです。
主人公は獄卒です。(普通にしゃべります)
創作設定、コミカライズ設定が含まれます。
キャラ崩壊等ありましたらご連絡をよろしくお願い致します。
数件のみ
結果一覧(パターン数)
斬島 介抱1 介抱される0(都合上2つあります)
佐疫 介抱1 介抱される0
田噛 介抱0 介抱される0
平腹 介抱0 介抱される0
谷裂 介抱1 介抱される0
木舌 介抱1 介抱される0
5種類の結果パターン
お大事に。 - 2024年4月28日
「…斬島?」
斬島「……」
斬島は眠っているようだ。
起こすのも忍びないので、横にそっと座りりんごを包丁で剥いていく。
…昨日の任務で彼は亡者と戦闘になり、毒霧を浴びたのだ。
強い怨念を持ち続けた亡者は、やがて心、人の形すら保たぬ異形のモノへと変貌する。
大抵はそれに見合い特殊な恨みの力を得て、
現世へもこちらへも被害をもたらす。
それゆえに我ら特務室の面々が、捕獲へと向かうことも多い。
その亡者は己を取り戻す兆しを見せることはなく、やむを得ず消滅させるしかなかった。
その際に受けた毒は、
リコリス病院からの薬をもってしても
あと数日は抜けないらしい。
斬島「…っ、」
「斬島?」
斬島「う"、…ぁっ…」
いつの間にか端正な顔には苦悶に歪み、額には汗がうかんでおり、その手はがたがたと震えていた
斬島「俺は…化け…物…?」
「…!」
とっさに掴んでいた掛け布団をひっぺがし、汗に濡れた手を両手で包む。
「化け物なんかじゃない」
「もう大丈夫。ここにいるから。」
小さな子供に言い聞かせるように優しく、強く。
斬島の呼吸は少しずつ落ち着いていった。
「おはよう、眠れた?」
斬島「……YOU、ずっとここに?」
重そうに斬島が体を起こしていた。
「ごめん、寝心地悪かったかな」
斬島「いや…非番だというのに随分時間を割かせたな、すまない。」
「気にしないで!
そういえばりんご剥いたんだった、食べる?」
斬島「ああ」
1日寝たとはいえ体を起こすのがやっとのようで、まだ自分で食べるのは辛いだろう。
斬島「む」
「はい、無理しない。口開けて」
斬島「すまない」
「もう少しだけ食べられる?」
斬島「…ん」
「はい、これで最後。あーん」
斬島「…」
「ねえ斬島。」
斬島「…なんだ」
さっきからかったせいかうっすら仏頂面だが、それには触れないでおこう。…夢の内容にも。
「さっきなんだかうなされてたけど…これからアロマでも焚いてあげようか?」
斬島「それは遠慮しておく。だが一つだけ、頼んでもいいか?」
「うん、どうぞ」
斬島「手に…触れていてほしい。YOUがいれば、よく眠れる気がする」
「…わかった。」
そうして静かに、しばらく斬島の手を握っていた。
彼の寝顔はさっきよりもずっと、あどけない子供のようで穏やかだった。
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作者名:昆布 | 作成日時:2021年8月25日 3時