*銀魂*今日は誰に手料理作ってあげる？

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YOUの手料理、俺に作ってくだせェ - 2024年5月7日

只今、正午ぴったり。ヤバいよ、そろそろ……

「YOU〜腹減ったアル。」

今日は、銀さんはパチンコ、新八はお通ちゃんのコンサート。
昼ご飯は私の担当だ。

でも、神楽が満足する量の料理を作るのはやっぱり時間がかかるわけで…11時から作り始めたがまだ終わらない。

「YOUー？」

「あ、もうちょっとだから待って!!」


皿に大量のチャーハンを盛り付けて、きゅうりの漬け物をこれまた大盛で。
神楽は素朴な味にしか興味ないらしい…。


「お待たせー!!」

「おお!!うまそーアル!!」

神楽が、ドンと置かれたチャーハンの山を見て目をキラキラさせる。

「いただくアルヨ！」

「どうぞっ」

そう言ってスプーンを口に運ぶ。

「うまいアル!!」

「ほんと？ありがとう!!」

自分でも食べてみる。

……まあまあ、かな。

「そういえば、YOUの作ったご飯初めて食べるアル。」

「あ、そうだね。」

言いながら、きゅうりの漬け物を食べてみ………
(しょっぱ!!!!)
「しょっぱ!!!!」

神楽の声と私の脳内の叫び声がシンクロする。

「ごめん神楽…塩かけすぎたかな……」

「でも、チャーハンと相性バッチリアル!!大丈夫ヨ！」

「ならよかったけど…」


それから、神楽は私の料理をひたすら おいしい と言いながら食べてくれた。

「ふー、腹いっぱいネ!!」

山盛りのチャーハンは、あっという間に姿を消した。

(恐るべし…夜兎……)


「ごちそーさまアル!!」

「はい。ごちそーさま。」

「はぁ、今日銀ちゃんたちいなくてよかったアルナー」

「なんで？」

妙な発言に神楽に顔を向ける。

「YOUの上手い料理独り占めできて、ラッキーアル!!」

にかっと笑う神楽。

「じゃあまたいくらでも作ってやんよっ！」

「あ、でも塩加減には注意アルヨ。」

いきなりのトーンを落とした声にぐさっときた。

「はい…頑張るよ…。」


「次は間違えないように、ちゃんと私も味見してあげるヨ!!」

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