ワンピース 日替わり３

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はろー、皆さま!!

長編小説は進まないくせに、
何故か日替わりはpart3まで進んでいる、
駄作ばかり生産中の駄作者、林檎♪です。笑

ﾘｸ受付中です。
気兼ねなくお申し付けください。
(男ｷｬﾗのみです。)

【前作】
ワンピース日替わり
http://uranai.nosv.org/u.php/day/jy0m00apmamt/
ワンピース日替わり２
http://uranai.nosv.org/u.php/day/tjttgpujuapata/

【一覧表】
怖い話は程々に by 沙也加様
不思議な関係 by 大城清武様
兄妹 by *繭* 様
君の体温 by 遊乃様
手袋 by シェル様↓
少しの勇気２
バカタレさん
絆 by イチゴ様
天然と金髪 by 優様
大切な宝物 by レジデンス様
濡れた瞳 by 蘭璃様
甘いペナ by ☆ミク☆ 様↓
鈍感
優越感 by 剣海修戯様↓
不良と猫
仲直り by スマート様
未来の約束 by パイロ様
△ﾊﾙｲｿﾞ by シュウ様
特効薬 by 小人様
秘恋 by ねむしー様
シェリー by 暁様
△ｲｿﾞｳ by 美幸様
△ｴｰｽVSﾏﾙｺ【学】by 水水様↓
大好き
Kiss me

22種類の結果パターン

YOU、愛してる…、 - 2024年5月4日

優越感 : ﾙｯﾁ【学】

･

『アンタまた不良に絡まれたんだって？』

授業のチャイムが鳴っていたが、
私は彼を追って立ち入り禁止である学校の屋上にいた。

鋭い瞳で見つめられているが構わず隣に腰を下ろす。

『そんなに怪我してないからいいけどさ…、』

「こんなのは怪我のうちに入らない。」

彼の拳にある殴りだこ以外、怪我の様子は見られない。
私の手を振り払う彼に胸が痛んだが仕方がない。

『もう少し笑えばいいのに…、そしたらさ、』

「うるさい…。」

コンクリートの上に寝転ぶ彼は何も聞きたくないようで、
仕方なく私は黙って同じように寝転んだ。

青い空には雲が形を変えながらも進んでいってて、
このままでいれば眠ってしまいそう。

「おい、」

『……ん～？』

顔だけ向けると彼は真っ直ぐ私を見ていた。
そういえば、彼から話しかけることってなかったよな…。

「何故俺に構う…？」

『なぜって…、なぜでしょう？』

はは、って笑うが彼の真剣な瞳は変わらずで、

『どうしてそんなこと言うの？』

「…俺に構うヤツなんてお前くらいだろ…、」

『なるほど…、』

一人納得していると「お前は？」と訊かれる。

『私はただ…、好きだから、』

うん、よくよく考えてみれば、
私、ルッチのことが好きなんだよね…、

だから、
彼の顔をしっかり真っ直ぐ見つめてもう一度告白する。

『好きなんだよね、ルッチのこと…。』

「……ハッ、」

私の告白に吹き出したコイツ。
失礼じゃね？めちゃくちゃ失礼じゃね？

「俺もバカ正直なヤツは好きだ…。」

『私も正直な人好きだな♪』

なぜか呆れた表情を浮かべる彼。
上半身を起こすと私に覆い被さってきた。

「バカ正直なお前が好きだ…、」

何も言えず固まっていると、唇が合わさって…、

『あのさ、』

「んだよ…。」

『こんな私ですが、貰ってください。』

一瞬の沈黙。
だけどすぐにそれが破られた。

彼は大声で笑い始めたのだ。
何か言いましたでしょうか？私…。

「分かった、貰ってやる…。」

『本当ッ!? ありがとう!!』

私に了承する彼は笑ったまま。
でも、少し照れくさそうで、すごく可愛かった。

周りから怖がられる彼にも色んな表情がある。
たぶん、それを知ってるのは私だけ。
それだけで特別なんだって、優越感に浸れるよ。

『でも、笑った方がいいよ。』

「うるさい…。」