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「いやさ、私の地域って田舎でしてね
 バスで通っていると__そうなんです。
 今日も不思議な方に出会いましたよ。」

相も変わらず中々に精神が強い主人公は
一体全体、誰のせいかな?
バス停に不思議な何かを見るようになりました。

登場する神話生物
(リクエストも受け付けますが
 基本的に意思疏通がギリギリ
 できそうな方を中心にしています)

ミ=ゴ.済
深きもの.済
ショゴス
イ=スの偉大なる種族.済

ネコ
次元をさまようもの
食屍鬼(しょくしき)

イグ.済
イゴーロナク
ハスター.済
クトゥルフ
ファサグア
ヴルトゥーム
バースト

ノーデンス
クタニド(サニド).済


_____ミジンコです。
小説の方、完結させずにすみません。
晩秋までには完結させようと
意気込んでいますが、何せ文才が…
短編は頑張ります。

5.17 追記:全てが済になれば小説化します。
  完全コピーよりは
  表現や話を掘り下げます。

7種類の結果パターン

今日はこんな方でした。 - 2024年5月17日

【傘をどうぞ】ミ=ゴ

今日は雨も降っていて、何時もは
沢山見かける蝶や蜂は見当たらなかった。
その代わりにバス停には
大きな虫さんが雨宿りをしていた。

(なんだか、蟹と蜂をハイブリットした
 そんな虫だなあ…手には似合わない朝顔を
 持っているし着ぐるみか置物かな?)
頭は円筒状で、甲虫の口みたいに
フサフサとした毛か触手が生えている。
(趣味の悪い物だなあ…)
きっと誰もがそう思うだろうと
YOUは思いながら傘をたたみ
少し冷たいベンチに座った。
バスが来るまでには早い時間だが
乗り遅れたら二度とバスが来ないだろうと
思うほど、何もない田舎だ。

銀色に蓋をされた空を見ながら
午後は晴れるだろうと、天気予報を
YOUは思い出した。
途端に、例の虫がYOUの前に移動し
YOUは小さく悲鳴をあげた。
まさか動くとは思わなかったのだ。

「な、なんでしょう?」
虫は鈴虫のように羽を震わせ
唸るような言葉を生み出した。
[ぞれ 欲じい]
辛うじてそのように聞こえた。
蟹のハサミのようなてで指されたのは
YOUが今さっき閉じた傘であった。

「この傘の事かな、どうして欲しいの?」
まさかの事態にYOUは興奮すらも覚えた。
そうして傘を差し出すと、虫は
上機嫌に高くブーンと音をだし
[濡れるど どべない]
とまたまた壊れたレコードの音楽のような
聞き取りづらい声を出した。

「そうなんですね
 お気に入りの傘なんだけれど」
どうしようかと思ったその時
YOUは鞄のそこに眠っていた新品の
折り畳み傘の存在を思い出して
もう数ヵ月も使っていないからと
大きな虫に差し出した。

「丁度、君の持っている朝顔と同じ色だね」
そう言いながらYOUは傘を開かせ渡した
(そんな手だと傘も開けないだろうし)
[あさがお? われば 石じか興味がなう]
「石ですか、面白いですね
 この辺りの山では化石が取れますよ」
[石が 好きが 人間]

何やら彼とは話が合いそうだと
思いながら少々談笑してから
YOUは虫が傘を片手に持ち
空へ飛ぶ姿を眺めていた。


よく晴れ、蜂の羽音が心地よい日に
バス停で不自然にも朝顔のような色の
折り畳み傘と灰色の細かな花のような珊瑚の化石が
そっと誰かを待つように置かれていた。

[今日は 恩返しを したかっただけだ]
ついてきた同僚にそう言いつつも
執念に空の脳缶の手入れをする彼は
一体誰の脳をいれる気だろうと
同僚のミ=ゴは考えていた。
 

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作者名:ミジンコ | 作成日時:2023年4月25日 4時

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