歌い手だらけの学校生活

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今日の相手は同級生？先輩？後輩？先生？ - 2024年5月16日

今日は天月さん！
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天｢YOUちゃん！｣

『…あ､先輩』

休日の午後｡

特にすることもなく退屈だった私は新しくできたデパートに来ていた｡

そしてデパートの入口で冒頭のように天月先輩に会ったのだ｡

天｢やっほ！どうしたのこんな所で｣

『‥新しいデパートが気になったので』

人見知りな私は特に仲のいい子がいないから一人｡

何故か先輩も一人のよう｡

天｢お､一緒だ｡本当は友達と来るはずだったんだけどあいつデートだって！｣

『‥…‥』

爆発しろ！と頬を膨らませる先輩に少し笑ってしまう｡

天｢そうだ､一緒にまわらない？二人でデート♪｣

『ぁ…えっと』

少し悩む｡
そんな私の様子を見て先輩は優しく笑った｡

天｢そんなに緊張しないで｡いつも通りでいいよ｡すぐに答えを求める訳じゃないから｣

そう｡実は先日､私は先輩に告白されたのだ｡

気まずいと思いながらも先輩がそう言うなら､と了承｡

すると先輩は
天｢じゃ､行こ！｣
と明るく笑って…｡

私の手を握った｡

『ぇ､…え！？』

天｢今日だけだから｡…ね？｣

慌てる私にお願いと言う先輩｡

…その顔はずるい｡

『…わかりました』
*-------------------*
天｢ほら､あーん｣

…何でこうなってるんだろ｡

暫くまわった後､先輩がお腹が空いたと入ったカフェ｡

先輩が食べてるのも美味しそうだと見ていたら何故かこの状況｡

『いや､あの､大丈夫です』

天｢遠慮しなくていいよ？｣

首を傾げる先輩｡

『…遠慮じゃないし恥ずかしいので』

天｢ん…じゃ､YOUちゃんの一口頂戴！｣

今度は先輩が口を開ける｡
…恥ずかしいの変わらないんだけど｡

困っていると先輩は急に表情を暗くして｡

天｢…ごめん困らせて｣

『…先輩？』

様子がおかしいと思い声を掛ける｡

すると今度は先輩は悲しげに笑う｡

天｢格好悪いな…｡ごめんねYOUちゃん｡俺結構余裕ないみたい｣

よく意味がわからない｡

『先ぱ…‥んぅ！？』

突然奪われた唇｡

天｢…YOUちゃん困ってるしこのデートを機会に諦めようと思ったけど無理だった｡どうしたって好きとしか思えないや｡








勝手でごめん｡やっぱ君しかだめなんだ｡俺と付き合ってください｣
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(嫌なら嫌でいいよ)

(言ったでしょ｡俺は君じゃなきゃだめなんだ｡だから)

(今は"嫌"でも絶対に"はい"って言わせてみせるから)

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