甘かったり歪んだり。でも全て彼らの愛。−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
※この作品は二次創作です。ご本人様に一切関係ございません
趣味の人外パロを書き集めたものです。それなのに人外関係なくない？って物語が多いです。
これはnmnmです。この文字に見覚えのない方はブラウザバッグをお願いします。
関東圏に住む人の関西弁です。
閲覧は自己責任です。キスとかは平気でします。
理解頂けない場合はブラウザバッグをお願いします。
うらたぬきさん
・逃れられない。
・ハロウィンだから？
志麻さん
・それでもきっと。
となりの坂田さん
・お誕生日。
センラさん
・小さな嫉妬。
5種類の結果パターン
今日は誰？ - 2024年5月4日
−お誕生日。−
「はい！お誕生日おめでとう！！」
魔法使いの坂田くんと付き合っていた。この世界で魔法使いと人間は交わることのない存在だった。紆余曲折を経て付き合ったのだ。そして、今日は坂田くんと付き合って最初の誕生日。
サプライズケーキに嬉しすぎてちょっと泣いちゃうとえ、嫌やった……？と犬がしゅんとするかのように聞いてくる。嬉しすぎてと言えばよかった！と笑顔で言ってきた。
「食べ切れるかなぁ……」
サプライズケーキが家族で食べるような大きなホールケーキで呟いてしまった。すると坂田くんは目を輝かせた。
「任せとき！魔法で保存するから！」
相変わらず魔法って便利。心を読んだのか、読んでないのか坂田くんは笑顔になって便利やろ！と元気に言った。
「さ、食べよ」
坂田くんがケーキを切ってくれてお皿に乗っかった。チョコレートが好きな私のことを考えてくれたんだろう、チョコレートケーキだった。うずうずしてた私を優しく笑うと召し上がれと言った。
「頂きます」
そのケーキはすごい美味しかった。甘いしチョコの味するけど途中で飽きないような。目を輝かせつつ食べる私をにこにこ笑顔で頬杖をついて見守っている坂田くん。
「食べないの？」
「んー、俺は食べるよりも見てたいなー」
そうやっていうとまたじーっと見てくる。なんだか恥ずかしくなってきた。
ケーキを刺したフォークを坂田くんの口に突っ込む。
坂田くんは予想してなかったらしくむせてしまった。申し訳なくなって大丈夫とごめんねしか言えなくなってると坂田くんはまた優しく笑った。
「このケーキ美味しいなぁ、試食した時より美味しい。あーんしてくれたからかも……」
平然とそうやっていう坂田くんに思わず顔を赤くしてしまう。坂田くんが照れてる！可愛いなぁ。なんて言ってくるから照れ隠しに叩いてやった。もー、ごめんてー、と言ってくる坂田くんと顔を見合わせて笑った。
「魔法でとっておきのことしてあげる」
そう言った坂田くんにえ、なになに！と思わず目を輝かせる。坂田くんはちょっと待ってなと言って魔法の杖を光らせ、やがて辺りが真っ暗になった。え、室内だよここ。
そして暗い中に見えるのは綺麗な光の粒。下は気付けば草原になっていた。
「え、なにここ、」
坂田くんはしてやったりという顔をして言った。
「移転魔法使ったんよ。」
これ以上にない誕生日プレゼントに私は頰を緩ませた。
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作者名：お茶。 | 作成日時：2022年4月25日 18時
