歌を短編小説にしためちゃくちゃな詰め込み

5種類の結果パターン

いつしか私の黒歴史 - 2024年4月30日

リマインダー

死ネタ注意です
-------------------------------------------------
10年前の君に一言俺の声が届くんだったら、
10年後の俺は今の君に何を伝えるんだろう？
『10/7
君は泣いてた「明日がくるのが怖いの」って
その時の表情はとっても悲しそうだった
壊れそうに震えていた手を握った
君の目から落ちた涙が俺の手を濡らした
「後どれくらいこうやって貴方といられるかな？」
って言った君を抱き寄せた俺は何も言えなかった』
「ねぇ、ずっと笑って君が居られるんだったら何も望まないから」
「ダメだよ」
「楽しく過ごせるなら君の記憶から消えてもいいから・・・」
『10/9
君の病室はいつもと違って荒れていた
俺はなにもできずに立ち尽くして居たんだ
「ごめん貴方との約束は守れそうにないの」
そういった君の隣で俺は声を上げて泣いたんだ
ねぇずっと笑って君が居てくれたら
それだけでいいから
もう一度笑って君に居て欲しいよ
それ以上望まないから』
『10/10
君は眠りについた
窓に映る空は君のように綺麗で
繋いだままの君の指はまだ温もりが残っていた
今日までのことをこの手帳に記した理由、
「君との思い出を残して色褪せてしまわないように」
ねぇずっと笑って君がいてくれたら俺はそれだけでいいから
いつまでも笑って君に居て欲しいよ
俺の声は君に届いているかな』

この手帳の最後に君の写真を挟んでるよ
この写真の君が一番いい笑顔だから

この作品には5種類の結果があります

お気に入り登録で明日違う結果をチェックできます

占いを作る｜感想を書く
他の作品を探す

ブログに結果貼り付け：