ﾟ。* ゜.あらしなヒトトキ. ゜*。゜

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あらしな、ひととき。

毎日の通勤

毎日の通学

理不尽な上司のお説教

学校での友人とのトラブル

パソコンとにらめっこして疲れていませんか？

勉強に、疲れていませんか？

そんな場に、、嵐はいかがでしょう？

14種類の結果パターン

素敵なヒトトキを… - 2024年5月4日

ひととき with 和也

「おい二宮ー、今日の打ち上げ行くだろ？」

「行きませんよ。」

「なんでだよー」

「やる事あるんで。」

「どーせ、ゲームだろ？1回は参加したらどうなんだ」

二宮さんが会社の打ち上げや歓迎会、飲み会に出ないことはいつもの事

彼は人の懐に入るのは上手いらしいが、そういう付き合いは面倒臭いそうだ。

そして、この上司との言い合いもいつもの事だが…

「…あの、言い合いなら他でやってください。」

毎度毎度、私の後ろでやり取りするのはやめて欲しい。

もっとも、その理由は二宮さんのデスクが私の後ろだからなんだけど…

「…はぁ。」

「天野は、」

「え？」

「行くだろ？打ち上げ」

上司に言われ、パソコンをジッとみて考える。

いや、この進度じゃ打ち上げなんて行ってる場合じゃない。

「…すみません、この入力終わりそうにないんで。」

そう断るとがっくり肩を落とす上司

「なぁんだよ～、部内の華が来ねぇんじゃ面白くねぇな」

「いやもうYOUちゃん目当てじゃないっすか！笑」

「ふふ」

あまりにも二宮さんのツッコミが素早く、鋭かったから面白くて

「あ。俺YOUちゃんの笑ってるとこ初めて見たかも」

え？

「いや、そんな訳無いでしょ(笑)」

別に無口なわけでもなく、愛想が悪いわけでもなかった

だから、笑顔を見たことがないなんて

そんなのあるわけなかったのに

「アナタさ、毎日楽しい？」

「楽しい…けど」

なに？

楽しそうじゃないっていうの？

「…失礼なひと」

聞こえてたのかは定かではなかったけど

くす、っと笑った二宮さんは

こてん、っと首を傾げてお得意の上目遣い

「その今やってる仕事手伝うからさ、」

「今日、俺と飯行かない？」

「でもっ、打ち上げ！」

「シー、上司にはないしょ。ね？」

彼は、ゲームがやりたかったんじゃなかったんだろうか。

わざわざ、打ち上げ行かないで

その代わり、私と食べに行こうなんて

そう、思っていたけど

上手く、断ろうと思っていたけど

やっぱりそこのテクニックは

彼のほうが何倍も上だった。。

Fin.