【暗殺教室】今日は誰におねだりしちゃう？

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「可愛いこと言ってくれんじゃん」

「じゃ、お望み通りにしてあげよっか……」

「君が言ったんだから、逃げないでね？」

―――――
――――
―――

どもどもこんにちはー!!
Ars(アルス)です。

暗殺教室で日替わり!!
日替わり自体は２回目ですが、やはり緊張します。

リクエストお答えします!! すでにいるキャラでも構いません。気軽にください!!
おねだりされる側(逆ver.)も書きたいと思います。リクも、是非どうぞ。

出席メモ

赤羽×４
磯貝×３
前原×２
潮田(リク)
菅谷(リク)
千葉
烏間(リク)×２
浅野
堀部(リク)×２
殺せんせー(リク)
村松(リク)

【赤羽業】 Fearful god of the gale
RPGな世界で恋に落ちました【暗殺教室】

たくさんの評価やお気に入り、ありがとうございます！

＊＃＊注意＊＃＊

盗作ではございません
気を付けますが、口調が迷子になったら申し訳ありません

そいではどーぞ!!

18種類の結果パターン

誰におねだりするかなんて決まってるよね？ - 2024年5月5日

「はいよ」

「ありがとう」

ゴトンとカウンターの上に置かれたラーメン。
ほかほかと上がる湯気が鼻孔をくすぐる。

「いただきます」

ここは村松のご両親が経営しているラーメン店。
今日は村松に試作したラーメンを食べてほしいと言われてここにやってきた。

ここのお店のラーメンの味は知っているけど、大切な幼馴染の頼みをないがしろにするほど私は薄情じゃない。

「どうだ？」

村松はＥ組男子の中で一番料理が上手い。
そんな村松が作ったラーメンだもん。

「……不味い」

「え、嘘だろ!?」

「うん。嘘だよ」

ガタンとカウンターに倒れこむ村松。
やだなぁ、村松が作る料理が不味いわけないでしょ。

「大丈夫、ちゃんと美味しいよ」

箸で麺を取りながら、私は言う。

「マジで？」

「ここの味を知ってたら尚更ね」

「よかった……」

麺を啜ると、ちょうどいい濃さの醤油スープが口に入ってくる。
鰹節の香が口に広がって、とても風味が出てる。

「でもさ、なんで私呼んだの？寺坂でもいいじゃん」

完食して箸を置く。ああ、美味しかった。

私はこの場にいない、いつものメンバーのことを尋ねた。
だっていつも村松とつるんでいるアイツらの方がいいんじゃない？

「いや……アイツらに聞いても大雑把な答えしか返ってこねえし。イトナは細かすぎるしよ……。こういうのって女子の意見聞いたほうがいいかなって思って。だけど俺、女子と接点ねえし……」

指先で頬を掻きながら明後日の方向を向く村松。

その姿に少し笑いが漏れた。

「あはは……確かにイトナは凄かったもんね。でも、綺羅々がいるじゃん」

じっと村松の瞳を見る。
厨房から上がる湯気のせいか、少し頬が赤く染まっている。

「う……」

「ねえ、何で？」

「…………」

そのままじーっと瞳を見続ける。
すると、観念したように村松は口に出した。

「っああもう!! YOUに最初に食ってほしかったんだよ、それでいーだろ!!」

「っ……」

大声を上げた村松の顔は変わらず真っ赤だった。

最初に食べてほしかったって……なにその台詞。こっちまで赤くなるじゃん。

「村松、顔赤い」

「うるせえ、湯気のせいだ。お前も顔赤いぞ」

「……湯気のせいです」

嬉しい、と思ってしまった。

こうして真っ先に頼ってくれることが、とても。

「ねぇ、お代わり頂戴？」

私は照れを隠すように、容器を村松に向けた。

＊＃＊

―――精一杯の、キミの想いを。

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