対戦待機中から、あなたって決めてるーーーーー
第五人格の夢小説です。
本家様には一切関係ありません。迷惑のないようお願いします。
一致しない解釈、個人の考察が含まれますので、自衛ください。
メンヘラ特殊片思い戦をベースに作っています。
28のカスタムで行われているもので、
部屋独自のルールがありますので、この作品と異なる場合があります。
＜大雑把な決まり＞
待機画面で想い人を決めて、その方にアピールをしにいきます。
鯖では、アピールを返されたら両想いということで、二人での脱出を試みます。
片想いの場合、ストーカーなど想い続けることや、
この作品では、目移りという、他の方にアピされた場合に、
それを了承することも可能としています。
ハンターの場合、片想いでは、無理やり持ち帰ることもできます。
両想いでは地下吊りという行為が王道です。
通電前に、鯖を一吊りする仕事があります。
ステージは遊園地です。
＜サバイバー＞
傭兵
＜ハンター＞
リッパー
魔トカゲ
泣き虫
血の女王
芸者
6種類の結果パターン
今日も明日も - 2024年4月28日
二階建てのサーカス小屋の中。
一階の真ん中に置かれている解読機を横目に、
中央の橋に向かおうとすると、
橋側の入口から紅いライトが見えた。
チェイスかと、貴方が身を引けば、
それはペタリとスタンプを貼って、こちらに微笑みかけた。
「こんにちは、麗しいお嬢さん
ジャックとお呼びください
ああ、さすがにご存知でしたか？」
その長身の男は、霧の中から現れた。
長い鉤爪を背に、こちらに体を倒す。
それでも高い視線に、少しの圧を感じる。
「貴方に逢いに来たのですよ
このような遊びには普段参加しないのですが、
貴方が参加すると耳にしましたので」
そう言って、穏やかに笑う。
日常的に行われるゲームで見せる猟奇的な面は、抑え込まれているように見えた。
静かに話し続ける彼の声は、とても和やかで、
それでいてあの鼻唄を思い出させるものだ。
「平和なのは、やはり身に合いませんねぇ
それでも大人しく決まりに沿い、こうして貴方に逢いにきました
いかがですか？
このような遊びで、私は完璧を求めるつもりはありません
どうであれ、私の想いが伝われば十分です」
彼は跪き、貴方に手を差し伸べた。
人の手である右手が、貴方の眼の前にある。
慣れているようなスマートな誘い方。
流用なエスコートはあまりに自然なもので。
貴方はソっとその手に、手を重ねた。
彼の肩が一瞬震え、それからその手を握る。
「…っふ、ありがとう
とても、ええ…とても嬉しいです
貴方は相変わらず、私を喜ばせるのが上手い」
掬った貴方の手に、彼は口をよせる。
その空間は、静かだった。
絵画かと思わせる、ただ美しい空間。
彼が描いた演出。
長いような、実際には短いときが流れ、
彼は貴方の手を離し、立ち上がる。
「了承、ありがとうございます
名残惜しいのですが、まだ仕事がありまして
また逢いにきます
…どうか、浮気はなさらないでくださいね
無理矢理痛めつけるのは、普段の試合と変わらないでしょう？」
クスクスと彼は笑って、敬礼した。
身を翻したかと思うと、一瞬で霧の中に消える。
バクバクと音がなる心臓が、余興のように頭の中に鳴り響く。
彼は、特大の土産を残していったのだ。
ーーーーー
＜両想い＞リッパー
・いつもどおり
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作者名：木のイス | 作成日時：2024年3月17日 16時
