【UNDERTALE】＊骨兄弟が貴方のお願いを聞いてくれるそうです【日替わりSS】

28種類の結果パターン

今日はどんな願いを聞いてもらえる…？ - 2024年5月12日

＊告白〜With サンズ〜


ドクン、ドクンと、鼓動が早鐘を打つ。緊張で口元は震え、目の前にいる彼をまともに見ることができない。

しかしそれでも、私は勇気を振り絞り、思いの丈を伝えた――


『私…サンズのことが好きです！』

「…！！」


彼は目を見開いて、私を見つめる。そして、戸惑いながらも何事か思案し、やがて静かに口を開いた。


「……あー、くそ。まさかな…」

『え…？』


何故か苦々しい表情の彼に不安を覚えるけれど、彼はすぐに続けた。


「いや……そう、だな。なあ、YOU」

『は、はい…』

「前に、お前さんにオイラの部屋の鍵を渡しただろ？だから、それで今日の夜、また来てくれないか？」

『…っ、うん、わかった』



――そして、訪れた彼の部屋は、いつかの時のように暗闇に包まれていた。
きっと、この奥にいる。そう確信し、私は慎重に歩みを進めた。


すると…不意に何かに手を掴まれ、力強く引き寄せられた。


『…っ！』

「よぉ、YOU。…来てくれたんだな」

『サ、ンズ…？』


言葉よりも先に抱き締められている事実に、私は混乱してしまう。けれど、彼は構わず続けた。


「正直、YOUからああ言われた時、凄く迷ったんだ」

『え…？』


彼は抱擁を解いて、私の頬に手を添えた。その表情は、何かを堪えているように苦しそうで…


「…YOUはニンゲンなんだ。寿命だって…いずれオイラよりも先に…。そう考えてたら…へへ、こんな時間になっちまった」

『っサンズ…』


苦笑する彼の、泣きそうな程に震える声に、胸が軋んだ。


「…でも、やっぱり無理だ」


腰を引き寄せられ、その刹那――ヒヤリとした感触が唇に落とされる。それが、彼の口付けによるものだと気付いた時、私の頬には涙が伝っていた。


「…っ、オイオイ、何も泣くことはないだろ？」

『だって…っ』


悩んで、悩み抜いて、それでも彼は私を選んでくれた。嬉しくて、溢れる雫を止めることができない。


「まったく、お前さんは…」


彼は、私の目元をそっと指でなぞると、優しく頭を撫でてくれた。そして、愛おし気に目を細めながら、彼は静かに告げた。


「その、順序が逆になっちまったけどよ…。YOU…オイラも、好きだ」

『っ…ありがとう…サンズ』


私たちは互いを確かめ合うように抱き合った。私は、愛しいこの手を絶対に離したりしないと、強くケツイを抱くのだった――

この作品には28種類の結果があります

お気に入り登録で明日違う結果をチェックできます

• 金　運: ★★★★☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★☆☆☆
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

チョコスプレーがまぶされた石

ラッキーカラー

ローズマダー

おみくじ

おみくじ結果は「中吉」でした！

占いを作る｜感想を書く
他の作品を探す

ブログに結果貼り付け：