あ ま あ ま コ コ ア

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ココアに

砂糖をぽとりと ___________________。

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【しゅわしゅわソーダ】の冬のお話

平成を飛んでいる方々の短編集

山田涼介 × 独り占め

知念侑李 × １ヶ月ぶり

中島裕翔 × 雪だるま

岡本圭人 × プロポーズ

有岡大貴 × パンケーキ

伊野尾慧 × ホーム

薮宏太 × 甘党

八乙女光 × 照れ屋

髙木雄也 × 布団

9種類の結果パターン

ココアおひとついかがですか？ - 2024年5月9日

〈 Y.H 〉

眼鏡をかけてベースをいじる。

普段あまり見せてくれない真剣な表情に少しドキドキする。

いつもは何だか子供っぽいけど
こういう大人っぽい時もあるんだよねぇ。

「ここに珈琲置いとくね？…ふわぁ、眠っ、」

欠伸をしながら外を見れば
私が作った玄関の近くの雪だるま

明日には溶けちゃってるかなぁ。

『眠いんならここくる？』

ぽんぽんっと自分の膝を叩く。
膝枕してくれるの？あの、彼が？

まあ、自分も眠いし思考が鈍って来て
今すぐにでも眠りにつきたい。

「ふぁあ。…おじゃましまーす」

彼の膝の上に頭を預けて身体をソファーにゴロンと寝かせる。

さらさらと髪を撫でてくれる手つきが優しすぎて瞼がだんだんと下がっていく。

まだわずかに残る意識の中でボソボソと聞こえてくる彼の声

『はぁ。…可愛すぎんだろ。…ごめんな、構ってやれなくて。…へへ、ぷにぷにしてる、』

ほっぺをツンツンとされて

彼の綺麗な音色が聞こえる。

鼻歌も上手だなぁ。

『…大好きだよっ。…ほんと、すきだから』

唇に触れる暖かい体温は

何だか久しぶりで、眠気なんて吹っ飛んだ。

「…ひ、か、？」

『っぅえっ！？起きてたの…？うっそだ、』

真っ赤な顔を手で隠してブツブツ言いだす。

照れ屋で普段はあんなこと言ってくれないもんね。

嬉しかったよ？

「恥ずかしかったの？」

『いや、別に？』

「やっぱ、恥ずかしーんだ」

ぷんぷんしてる彼が急に真剣な顔になって
私をソファーに押し倒した。

『俺のこと舐めんなよ、…俺だって、これぐらいのこと簡単にできるから、』

二度目のくちづけは先程より深くてなめらか

真冬のココアは、彼を大胆にさせます。