ねえねえ睦月くん、今日は何をしようか。睦月くん夢オンリー会場はこちらです。ほのぼのなのからせくしーなのまで色々作ります。いつものノリで書いているので確実に長いですがよろしくお願いします〜！
短編にはならないけど長編でもないなぁという作品がここに投下されます。いずれここにあるやつを寄せ集めた小説の方も作りたいなぁと。
きっと楽しくなってえらい数増やします。毎日来ても飽きないような日替わりにしたいな、と考えてます。リクエスト随時受付中です！
Lineup
1おうちデートのお話
2出会った時のお話
3未来のお話
4オフの日のお話
5猫のお話
6宅配便のお話
7寒い日のお話
8暑い日のお話
9男の娘のお話
10かぜっぴきのお話
11一目惚れのお話
12うさぎのお話
12種類の結果パターン
今日はどんなお話？ - 2024年5月3日
7 寒い日のお話
付けたばかりの暖房が効いていないことが恨めしい。温風がぶおおと吹き出る音はするのに一向に暖まらない。
「寒い、寒いよ〜……。」
机に突っ伏して暖まるのを待つ。みんなが登校してくるまでには暖まるかな。そう思っていると、頭にふんわりした何かが。顔をあげると、それはマフラーだった。
「おはよ〜、YOU。」
「睦月くん。皐月くんは一緒じゃないの？」
「皐月は外で雪遊びしてる。俺は寒いの嫌だし先に帰ってきたの。」
白い帽子に白いコート。そのコートすら私に被せてくれた。
「睦月くんは寒くない？暖房まだ効いてないんだけど……」
「確かに寒いけど、俺はYOUが寒そうにしてる方がやだな。」
俺まで寒くなっちゃうよ。そう言って帽子を私の頭にかぶせた。ふんわり香る睦月くんの匂いに少し落ち着いた。
「……YOU、今俺の匂いが、って思ってるよね？」
「な、なんでわかったの……？」
「俺のことなめないでよね。YOUと皐月のことならなんでも分かるんだから。」
思っていたことを言い当てられて顔にかあっと熱が集まる。さっきまで寒かったのにすっかり暑い。顔が熱い。
するとおもむろに目の前に座っていた睦月くんが立ち上がり、私に軽くキスをした。さらに顔が熱くなる。
「ふふ、これでもう寒くないよね。」
「む、睦月くん〜……もう……」
「恥ずかしがってるYOUもとーっても可愛いね。あ、もちろんいつものYOUも可愛いよ？」
持ち上げるようにぎゅうっと抱きしめられる。とっても幸せそうな睦月くんに私も思わず頬が緩む。
「YOUから俺の匂いがしてるってだけで嬉しいのに、こうやってYOUの体温も感じていられるだなんて幸せだなぁ」
「睦月くんは大袈裟だね。……でも、私も幸せだよ。睦月くん。」
後ろから抱えられるような体勢で椅子に座る。寒い日でも、こんなにくっついていれば寒くない。一人でいた頃はわからなかったけれど……こうして、隣でいられるからわかった温もりに幸せが溢れだしてくる。
雲の合間から朝の日差しが差し込んでくる。窓際の私たちを優しく照らす光は、とても澄んだ光だった。
寒い日
「このまま授業も受けちゃおっか。そうしたらずっと暖かいね。」
「さすがにそれは恥ずかしいよ。」
「そう？いい考えだと思ったんだけどな。」
この作品には12種類の結果があります
お気に入り登録で明日違う結果をチェックできます
ブログに結果貼り付け：
この作品をお気に入り追加
登録すれば後で更新された順に見れます
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような占いを簡単に作れます → 作成
この占いのブログパーツ
作者名：時雨 | 作成日時：2019年11月5日 22時
