溢れるほどの幸せを

今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:14,900 hit

.

溢れるほどの幸せを、

貴方と共に

物語の数だけ、

幸せがある________

＊7人7色のバージョンをお楽しみください…♡

.

7種類の結果パターン

今日は幸せを誰と… - 2024年5月6日

＊TH

突然だが、
うちの彼氏は、ちょっと、いやかなりイケメンだ。

「あ、YOU！！！！」

例えば、
私を見つけるなりぶんぶんと手を振りまくる、
それがキムテヒョン。

「YOUの体温、ちょうだい？」

世界一イケメンな手を繋ぐ誘い方をするのも、
それもキムテヒョン。

『テヒョンはなんでそんなにイケメンなの？』

「えー、嬉しいな、ありがと、ひひっ」

お世辞じゃなくて本心から言うと、
誰よりも素敵な笑顔で私を見つめてくれる。

私もテヒョンみたいに、カッコいいというかキュン、とさせてみたいなぁ。

『ね、テヒョン』

浅はかな考えの私は、不意討ちのキスとやらをしてみた。

どうだ、効果は…

「……YOU」

『ふふ、ビックリした？』

どんな反応をしてくれるんだろう。

「ダメ」

『…ちぇっ』

真っ赤になるどころか、真剣そうな顔でやめろと言ってくる。
たまには私がキュンキュンさせたいのに。

『……いつもテヒョンばっかり私をドキドキさせるんだもの』

「それ本気で言ってる？」

もちろん。

ふぅ、と短く息を吐き、テヒョンは話し始めた。

「…あのねぇ、

俺は、ずっと前に、YOUに心臓を撃ち抜かれてるんだよ。

知ってる？」

『…え？』

「先に好きになったのも俺だし、
ずっとずっと前に、

YOUは俺をキュンキュンさせてばかりなの。
今もだけど…心臓の音聞いてみな」

抱き寄せられて意識をして彼の鼓動を聞いてみると、

私とは比べ物にならないくらい、
トクントクンと跳ねていた。

『大好き』

「…はぁ…心臓に悪いからダメっ！」

私の彼氏のキムテヒョン。
彼は、隠れて私にキュン死にしていたそうです。

fin.