ロンドンの日常

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こんばんは、レイです。

今回は最近クリアしてかなり執心している"殺人探偵ジャック・ザ・リッパー"です。

夜道を駆け回る警察とそれらを掻い潜る不法者(アウトロー)。そしてそれらに加担する探偵──
そんな彼らの日常とは？

登場人物

アーサー・ヒューイット

切り裂きジャック(ジャック・ザ・リッパー)

シャーロット・ピースレイ

ローリィ・ゴッドスピード

ハリー・ブラウン

エドガー・ヒューイット

ウォルター・ライヒェル

ソフィー・ライヒェル

ゴンザレス

メリル・ローズ

ダリル・ローズ

ザフカ・エル・ビナー

ミシェル・M・ウィリアムズ

※シャーロットは名前が最高に長い為、愛称(ロティー)で構成してます。因みに公式にそんなのありません。

※公式で動画投稿OKとされている2章までのキャラのみで構成しています。今後キャラの追加に関しては、公式と照らし合わせていきます。

※また、こちら側もネタバレに考慮してはおりますが、万が一気になりましたらコメント欄にて結果名を加え、お寄せください。

11種類の結果パターン

今日はどこに行こうか？ - 2024年5月2日

お茶会

〈世間を騒がせる切り裂きジャック(ジャック・ザ・リッパー)、2日ぶりの続報です。〉

『………』

人が賑わう、少し道を外した繁華街。少女はある店のショーウィンドウに釘付けだった。
艶やかなフルーツに、それらを纏う真っ白なクリーム。ここ2日何も口にしていない食べ盛りにはある意味、目の毒だった。

(………………)

｢よう、嬢ちゃん！待たせたな！｣

『おじさん！また仕事帰り？』

2日ぶりに顔を出した男は、仕事帰りに時間があれば必ず来ると言っていた。

｢おう。お前さんはどうだ？｣

『ここんと食べてなくてペッコペコ！』

｢ハッハッハ！んじゃ、さっさと食うか！｣

初対面の頃から何ら変わらずケーキを奢ってくれて何気ない日常会話で談笑する。ケーキ代の見返りも特に要求する事のない男に、多少の疑問はあったがいつも空腹に負けていた。

(今日も…食べて喋ってで終わってしまった。)

｢どうした？浮かない顔して。｣

『どうしておじさんは…いつも何も言わずにご馳走してくれるの？』

｢…ほう。｣

店から出た後、今までの疑問をぶつけてみた。
意外な質問だったのか、男は顎に手を当てて考え込んでいる。だが─

｢さぁな！俺にも分かんねぇ！｣

『……え？』

｢別にいいんじゃねぇか？｣

背中に腕を回されバシバシ叩かれる。
頭の中が"？"マークで一杯になる中、ふと鼻先に何かが香った。

『…!?』

それはいつも自らが殴られた際に嗅ぐ匂い。
死臭。血なまぐさい、錆た鉄の様な匂い。
YOUは鼻から血を出しているのかと、咄嗟に鼻を抑えた。

｢えぇ!?俺様、そんなにクセェか!!?｣

おどけてみせる男を見やる。…違う。匂いの発生源は自分じゃない、彼からだ。

『…血の匂いがする。』

｢……あ？｣

『おじさん…どこか怪我してるんじゃ……』

自らの身体をまじまじと見る少女に、男は笑いを堪えきれなかった。

｢…ガッハッハッハ!!
お前さん、流石に気にし過ぎだろ！｣

『え？…ええ？』

｢大丈夫だ。俺様はこの通り、ピンピンしてるからな！どこも怪我しちゃいねぇよ。｣

『で、でも!!この匂い、普通じゃ…』

｢大丈夫だって。…それよりお前さんは、自分に気を使った方がいい。｣

『…へ？』

｢今晩は部屋で大人しくしているんだ。いいな？｣

『…？なんで…？』

｢何でもだ。俺様の言いつけは守った方が身のためだぞ？｣

『…分かった。』

次の日、今までYOUをいたぶっていた連中が外で血の池を作っていた。