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あなたの本日の占い結果です - 2024年4月27日

神谷さん×歳上彼氏



「…で、何か言い訳でも？」

「ナニモアリマセン」


お願いだから腕組みとかしないで。
分けた前髪から見えるその鋭い目。獲物でも捕えるんでしょうか？あ、私のことか。

はぁ、とため息を一つ。
彼をそんな風にさせたのは私なんだけど。


「二次会が断れないのは分かってる。けど、何も連絡しないのはダメだろ」


会社での飲み会。いつもは二次会は行かないんだけど、今日はあまりにも男性社員からのアプローチが強くて断れずにずるずると来てしまった。私の苦手な人なんだけど、揉め事を起こすと結構面倒な人だから何も言えないのが現実。

でも、本当の戦いはここから。
流れに逆らえなくてスマホを触ってる暇がなかった。連絡でもしようもんなら、彼氏いるの？とか聞かれてこれまた面倒。

ずっと隣をキープしてくる例の人にうんざりしつつ、私は神谷さんに遅くなると一言の連絡すら出来なかったのだ。

お手洗い行ってきます、と言ってそそくさと逃げて開いたスマホには、もう鬼電、LINEの嵐。背中がぞくりと寒くなって返事をすると、迎えに行く、と一言。

すぐに現れた神谷さんは例の男性社員に対して、俺の彼女につきまとわないでください、と爆弾発言を落として私の手首を掴んで車に乗り込んだ。

これが数分前の出来事。
さらっとかっこいいこと言う神谷さんは好きだけど、私の今までの努力と葛藤は…。


「夜遅いの危ないんだから、ちゃんと連絡してって言ったよね？しかもさっきの男、前から困ってた奴だろ？もっと俺のこと頼って」

「…うん。ありがとうございます」

「敬語もそろそろやめてほしいんだけど」

「それは、」


言いかけて車を発信してる神谷さんの横顔を盗み見る。やっぱりかっこいいなぁ、と感動。


「何見てるの？」

「…っえ、いや、なにも、」

「バレバレなんだけど」


ふっ、と笑って赤信号で私に軽くキスをする。
お酒も入ってて何だかふわふわしてしまう。


「…続きは、敬語がとれたら、」


大人で、でも意地悪で、
カッコいい神谷さんが大好き。

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