碧落一洗【東京卍リベンジャーズ】

12種類の結果パターン

今日の彼は？ - 2024年5月13日

☆





河田ソウヤ × 関節キス





☆☆☆





「んー！YOUのやつ美味しそう！」

『え？……いる？』

「うん。」



私の彼氏は、正直凄く甘えん坊だ。

ぶっちゃけ顔はいつも怒ってて怖いって思われがちだけど実はすっごい優しくて、私もそこから彼に惚れたと言っても過言じゃない。

それに加えて彼はまぁ、末っ子だし甘え上手なんだと思う。


私は全然甘えるのが下手だからそういう所が羨ましかったり、嬉しかったり、ちょっと複雑。


でも、ほら。
私が苦手な分、彼が得意で良かったなって思う。

今日だって下校デートでも、って私の高校の前で待っててくれて、私が出てきた途端にわんちゃんみたいに駆け寄って来たし。


私もそういうふうにできたらいいのに。



今だって、ス○バに寄って飲みながら帰ってたんだけどナチュラルに欲しいって言ってくるし。


可愛いしそういう所も大好きだけど、なーんか私より彼女してるなぁって思う。




「俺、YOUの味の方が好き」



いつの間に私のに刺さってるストローを自分の方に向けて飲んでいたソウヤが私の手首をギュッと握ってきた。

いつもはびっくりするくらい優しいのにその力の強さとかでやっぱりソウヤも男の子なんだなぁ、とか思ったり。



『……じゃあ交換しよっか？』

「……あ」

『てか、私にもソウヤの飲ませてよ！』

「い、いいけど」



急に吃るからなんか予定でも思い出したかなぁ？ってソウヤの顔を覗き込みながら飲んだら目を塞がれた。



『んぁ、なんで！？』

「なんか今の、……やばい」

『意味わかんなーい。……あ、でも私ソウヤのやつ好きかも。交換する？』

「いや、……交換は……ってか今……」

『ん？』



ここまできてやっぱり交換しないとか言うの？なんてソウヤとの距離を少し縮めたらバッと目を逸らされた。



「今、……関節、キス……」

『え？……あー。』



嫌だった？って聞いてみたらブンブン音がしそうなくらいの勢いで首を振ってる。



『じゃあいいじゃん。仮にも私、彼女じゃん？』

「だから？」

『関節キスくらい良くない？』



ソウヤの手にあるドリンクに手を伸ばしたら、その手を握られて、あっという間にその距離0。



『え、？』



さっきまで関節キス気にしてたくせに、
……そのくせに、……もしかして、私、



「関節キスより、直接のがいいじゃん」



ペロッと舌を出した彼にドキッと心臓が音を立てた。

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