【d!】雨の日の彼等【日替わり】

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ぽつ、ぽつ。

"あれ、雨が降ってきちゃった"

雨降り、彼等との(超)短編。

追加されている御相手様
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アテンション

・この作品は二次創作です、ご本人様とは一切関係ございません。ご本人様の迷惑になる行為はお辞めください。
・ここから先は自己責任でお読みください、読了後の苦情は一切受け付けません。
・他の人が不愉快になるようなコメントはお控えください。誹謗中傷、荒らしもちろん禁止です。
・検索避け済み。コメント欄でもご本人様のお名前を出すのはお辞めください。
※世界観や時代設定、お話によって違う中、詳しく説明されません。
※エセ関西弁です。

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5種類の結果パターン

本日の御相手は誰でしょうか - 2024年5月11日

本日の御相手/kn

六年付き合っていた彼氏と大喧嘩をした。

今までこれといって大きな喧嘩はしてこなかったから、仲直りの方法も自制する方法も分からなくて、どんどんすれ違うばかり。

結局コネシマが、同棲している家をついさっき出ていってしまった。

静かな部屋で一人で先程の喧嘩を思い返してみると、自分の悪かった所も見えてきて一刻も早く仲直りがしたかった。
しかし、あんな態度をとってしまった今、自分から謝りに行くなんて恥ずかしくてできない。

ぼーっと窓の外を見ているうちに、小雨が降り出した。
小雨は段々大雨に変わり、窓を雫が叩きつける。

･･･コネシマ、傘なんて持ってなかったよね。
いやでもまさか、びしょ濡れなんてことは･･･。

有り得る、かも。コネシマなら。

喧嘩したばっかりでどの面下げて傘届けに行けばいいんだと思ったが、雨はどんどん強くなっていく。

悩んだ挙句、傘を二本持って駆け出した。

コネシマが行きそうな所を考えて駆けずり回る。

数十分後、彼は図書館にいた。

｢･･･コネシマ｣

｢！･･･なんでおるん｣

｢雨降ってきたから迎えに来たよ｣

｢･･･｣

コネシマは本に視線を落とした

｢さっき、酷いこといってごめん。･･･一緒に帰ろう｣

｢･･･俺も、悪かった｣

消え入りそうな声で、コネシマがそう呟いた。

図書館を出て、二人で濡れたアスファルトを踏み締めた。