【APH日替り】ヘタキャラとLet's 外出！

7種類の結果パターン

yv`∀´)<星の右側押してくれればなおよろし((殴 - 2024年4月30日

「HELLOー！」

やっときた。

遅いなもう…

時計を見ると、彼は待ち合わせに15分遅れている。

頭からぴょこんと出たナンタケットを揺らしながら走ってくるのは、今日遊園地に行く約束をしていたアルフレッドだった。

「ソーリー！いやー夜遅くまでTVゲームしてたら寝坊しちゃったんだぞー！」

はあ…また徹夜でゲームか…

「ん？YOU、どうしたんだい？」

「い、いや、なんでもないよ！」

これでいちいち怒ったりしてたらきりが無い。

「ふーん。じゃ行くんだぞー！」

疼く右手を抑えつつ、私はアルと歩いて行った…

〜

「うっはあ…混んでるう…」

遊園地が混んでいるのは当然。

でも、乗り物に2時間待ちって…
ディ○ニーランドとかU○Jじゃあるまいし…

絶望感に浸っていると、

「YOUっ！これ！」

「えっ…」

彼が私に差し出したのは、この遊園地の優先パスだった。

「ふっふーん、サプライズプレゼントなんだそ！」

得意気に笑みを浮かべるアル。

「え、ちょっと待って！これ…高いじゃん！良いよ別に…」

押し返しても、

「買っちゃったモノは仕方が無いのさ☆」

と。

…はあ…

ま、仕方ないか。

とりあえず受け取る。

「おっ？納得したかい？なら、早速あれ乗るんだぞー！」

「え"」

彼が指差したのは、ジェットコースターだった…

〜

ああ、くらくらする…

すぐそこのベンチにぐたっと寄りかかった。

私はあの後、ぐるんぐるんと回転するジェットコースターに乗り、見事に酔ったのだった。

元はと言えば、彼のせいだ。

彼は私の意見も聞かず、すぐ並びに行ってしまったのだった。

それに、パスが無ければ時間を突き付けて諦めることだってできたはず。

キッ、とアルを睨み付ける。

彼はびくりと肩を震わせた。

するといきなり彼は立ち上がり、スタスタと歩きだす。

「えっ…」

慌てて追いかけようとするが、足がふらついてすぐベンチにもたれかかってしまう。

ひょっとして、アルは落ち込んでしまい、独りで帰る気なのかも。

5分程すると、やっと落ち着いて来た。

急いで駆け出す。

「アル…！」

そう呟いたとき、

「！」

誰かにぶつかってしまったようだ。

まだ足取りがおぼつかなかったので、尻餅をついてしまう。

「ソーリー…って…あっ…！」

ペットボトルとマップを持って私の顔を心配そうに覗き込むのは、見慣れた顔の人物。












アルフレッドだった。









〜

アル「星の右側押すならまた遊ぶんだぞ！」

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