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アカイ
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あなたの本日の占い結果です - 2024年5月7日

キダ(「刑務所」後)

別に、こんな結末は望んでなかった。
「ただいま、クロダ」
ベッドには死んだように眠る相棒がいる。
キダは鞄をベッドに起き、深く腰かけた。
「今日は新しい発見があったよ。サッカーサークルの後輩なんだけど…」
クロダを手に入れた後も、盗撮や盗みはやめられなかった。いや、盗みじゃない、「借り」だ。借り暮らしのなんちゃらというやつだ。とにかくクロダ以外の男にも、とっかえひっかえ手を出した。なんなら関係を持った奴だっている。
それでも何故、クロダを解放せず手元に置いているのか、それはキダ自身でさえ知ることがなかった。
否、知っている。知っているけど明確に理解するにはまだ精神と脳が成熟していないんだ。
「なぁ、クロダ。最近変な噂を聞いてさ…」
眠る相棒の少し伸びた髪に指をかける。
「〈アカイ〉ってやつが…お前のこと探してるって」
ぴくりと、相棒の体が揺れた。
その瞬間、腕が勝手にクロダの首元に向かって伸びていた。
「うっ」
「やっぱり起きてたな」
さっきのはもちろん嘘だ。アカイって奴は今刑務所にいて出所なんてまだまだ先だと聞いた。
「なぁ、なんでだろうな?」
ごとりとベッドから鞄が落ち、豪華に飾られたアジデスの袋が飛びでた。
「俺、お前のこと…抱けねぇよ」
盗撮も盗みも関係を持つことも、他人ならできた。
でも何故かこいつにはできない。傷つけることはできるのに愛することができない。
「ごめんな、こんな相棒で」
どちらが放った言葉かわからない。
ただ暗い部屋には、男の情けない泣き声がずっと重く響いていた。

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作者名:はじもぷー | 作成日時:2016年12月29日 4時

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