【忍たま】年貢の納め時

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(白 ´-` )〈長編の波が来ないので息抜きに作りました
(缶^ o^)〈文字数と闘いながら書いています！
((꜆꜄ ^ o^ )꜆꜄꜆)))文字数】

【大まかな設定】
・六年生と同い年

【日替わりを見る上での注意】
・書いてる人が二人いるので書き方や夢主の口調、性格にブレがあります。
・「このキャラ、こんな事言わないと思うんですけど」と感じるかもしれません。そう思ったらそっと読むのをやめましょう。
・結婚生活、プロポーズの話なのでキャラが大人になっています。
・書いてる人の都合上、下級生は出ません。もし、下級生の夢小説を望まれるなら他の作品を探すことをお勧めします。
・必要最低限のマナーは守りましょう。
・リクエストは受け付けてません。
・全て書いてる人の妄想の塊です。
・同じキャラの話が二個以上あります。

【制作済み】
・食満留三郎
・不破雷蔵
・平滝夜叉丸
・諸泉尊奈門

5種類の結果パターン

今日の旦那 - 2024年4月26日

諸泉尊奈門
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一番鶏が未だ深い眠りについている夜、尊奈門は布団を蹴飛ばす勢いで飛び起きた。
そして二、三度右へ左へと視線を彷徨わせると、深い深い溜息を吐く。それは安堵と疲れによるものだ。

気を取り直してもう一度眠ろうと、横になろうとして視線を隣から感じた。振り向くと隣で寝ていたYOUが眠そうに瞼を開け、尊奈門を見上げている。

あれだけ勢い良く飛び起きれば近くにいるYOUが起きるのは当たり前だよな。と尊奈門は苦笑いをこぼして「すまない」と謝った。

「悪い夢でも、見ましたか」
「うん、あっ！いや…」

質問に反射で頷いてしまい、尊奈門の顔は朱に染まる。悪夢如きで頼りないと思われただろうか。
それとも、歳下でありながら上司と共に尊奈門をからかう節がYOUにはあるから「可愛い」などと不名誉な事を思われたか。

どちらも尊奈門にとっては嬉しくない。

そして、夢の内容を聞かれやしないかと内心ひやひやしていたが、特に何も聞かれなかった。
良かった。土井半助にまたしても負けた夢など情けなくて口が裂けても言いたくなかったから。

尊奈門の矜持は守られた。

「尊奈門さん。手、繋いでもらえますか？」
「えっ」

突然の申し出に声が裏返った。
ごそりと布団から右手が顔を出す。
細く小さい女の手。

「で、でも、お互い布団の間が空いているから手を出すと床に着いてしまうし…」

互いの布団の間には一尺程の距離がある。
繋いだら朝まで床の上だ。朝方は昼間と違って肌寒い。きっとYOUの手は氷水に浸した様に指先まで冷えてしまうだろう。
決して手を繋ぐのが嫌と言うわけではない。

そんなこんなでなかなか頷かない尊奈門に「それなら布団をくっつけてしまえば良いんですよ」とさらっと言うものだから、尊奈門は困った。

「そんな簡単に…あ！こ、心の準備を！」

痺れを切らしたのか尊奈門の言葉を無視して布団の側面をくっ付けられた。

「これで手が繋げますね」
「…前々から思っていたんだが、君って意外と積極的なんだな」

思えば同じ室で寝る今の状況も、婚姻したのも、全部YOUが押し進めた結果だ。
上司の雑渡昆奈門からは「嫁の尻に敷かれる未来しか見えない」と言われた。

「尊奈門さんからの触れ合いを待っていては何も始まらなさそうなので」
「それは私が奥手だと？」
「おやすみなさい」
「そうなんだな！？せめて否定してくれ！」

尊奈門の頭から悪夢は消えてしまった。