キョウカレ！【So.M】

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キョウカレ！～今日の彼～

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今いるカレ
◆先輩
◇後輩
◆幼馴染
◇ドS①②
◆執事
◇先生
◆風邪
◇アイドル
◆王子様
◇ヤンデレ
◆生徒
◇酔っぱらい

※この作品は実在する人物とは一切関係ありません。

13種類の結果パターン

1日1コ、あなたにきゅんを - 2024年5月11日

先輩のカレ

◇◆◇

下駄箱に寄り掛かった松島先輩は、手元のスマホに視線を落とす。

背はそんなに高くないけどスタイルがよくてかっこいい、私の自慢の彼氏だ。

「先輩、お待たせしました」

私がそう言って駆け寄ると必ず

「全然待ってないよ？」

やわらかく笑ってそう答える。

本当は誰よりもはやくここに来て私を待っていてくれるくせに。

松島先輩と付き合い始めてから、ふたりは毎日一緒に下校することになった。

さりげなく車道側をキープして、ふわりと私の手をとる。

胸の奥からきゅんって音が弾けて。

…今日は、先輩に甘えてみようかな？

私を家の前まで送り届けてくれた先輩の制服の裾を掴んだ。

「せんぱい、もっと一緒にいたい…です、」

突然腕を引っ張られたかと思うと、唇にふにっとした感触。

松島先輩にキスされていた。

「じゃあさ…、これからうちに来る？」

りんごのような顔をして、親いないから…と小声でつけ足す。

「先輩、顔真っ赤」

先輩がかわいくて仕方なくて、からかうように言ったら、またキスが降ってきた。

「…YOUちゃんが悪いんだからね」

小さく呟いて歩き出した先輩を追いかけて、私は、その背中に思いっきり飛び付いた。

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