怖がりなあなたを守ってくれるのは？【ハイキュー日替わり】

5種類の結果パターン

あなたの本日の占い結果です - 2024年5月4日

Today's Hero. 夜久衛輔





もうすっかり暗くなった中、



並んで歩くのは 私と衛輔。




幼馴染みの衛輔とは


いつも一緒に帰ってます。





今日は衛輔の部活が 少し長引いて



外はもう真っ暗。





今は、衛輔がいるから大丈夫だけど…





次の分かれ道、


私は左で 衛輔は右。




「じゃーな」




ひらりと手を振る衛輔。



1人にしないでって 言いたいけど…




「うん…ばいばい…」



上手く甘えられなくて、


私は衛輔と 別れた。






「はあ…」



ため息が出る。




どうしよう、思ってた以上に 怖い。




私の通る道は 街灯が少ないから



ほとんど暗くて 明かりがない。





何か、出てきたら…どうしよう…




急に不安に襲われる。





大丈夫、大丈夫…。



そう自分に言い聞かせても。




やっぱり 怖いものは怖いわけで。






「もりすけぇ〜…」





いるはずのない人の名前を



弱々しく呼んだ。






怖いよ…そばにいてよ…







その時。





後ろから、足音が聞こえた。




走ってる……？




えっ、待って ちょっと待って！





「…幽霊っ…！？」





やだっ…足、動かないっ…！



ああ、私 終わった。



そう覚悟したら。







「誰が幽霊だって？」



「えっ…？」








私は恐る恐る振り向く。






「衛輔っ！」






そこには、少し息を切らした



衛輔が立っていた。






「戻って来て…くれたの？」




「YOUのあんな寂しそうな顔見て、放っておけ
るわけないだろ？」




「…っ！」





「それに…ひとりで怖がってるんじゃないかって
心配だったし」





「ありがとう衛輔っ…！」








ほら、帰るぞ、と



衛輔が私の手を握る。




手、おっきいな…。






「衛輔…意外と優しいんだね！」




イヒヒ、笑いながら




意外と なんて、冗談混じりで言ってみる。







「意外とってなんだよっ！…でも俺…
お前のためなら なんだってするよ、」




「え？」







珍しく 衛輔がそんなこと言うから、




素直に驚く 私。






衛輔は プイッと顔をそらす。



暗くてよく見えないけど、



耳が少し、赤い気がした。





「ねえ 大好き、だよ」






溢れてきた思いを、恥ずかしいから


下を向いて言ったら。








「あんま可愛いこと言うなよ…
このまま 帰したくなくなるから////」









夜久「返して欲しくないなら、右の星よろしく！」

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