どうも、みのりんです。
日替わり第二弾ですよ!
マジでヅラしか出てきません。
喜べ、桂クラスタよ......。←
というワケで、どうぞご覧あれッ!
*メニュー*
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→恋の魔法をかけようか
→金属音と、キミの声。
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→カラーペンで描くもの
→雨降る水無月の空
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→天然不思議くん
→堅物執事とピアニスト
→どろどろとける。
【お知らせ】
いきなりですが、
リクエストを受け付けようと思います。
一応何でも書けますが、甘いのは苦手です。
シリアスが今は一番書きやすい……の、かな?
とにかく!!リクエスト待ってます!!
ネタ切れ寸前のおバカ作者を救って下さい……!
7種類の結果パターン
ヅラじゃない、桂だ! - 2024年5月7日
_堅物執事とピアニスト
・
ピアノの音が聞こえた。
「おっ、始めたようだな。」
掃除をしながら、微笑した。
紅茶でも用意しようと、
キッチンへと足を進める。
__この家の執事になって、早2年。
仕事にもようやく慣れてきた。
どうやら、お嬢様にも気に入られたようで。
事あるごとに俺を呼んでくるのだ。
紅茶を、お嬢様がいる部屋へと運ぶ。
正直なところ、練習中に勝手に中へ入るのは
ちょっとどうかを思うんだが、問題ない。
『何かあれば入って来ていいよ』
と言われているから。
部屋の扉をノックして、
返事を待たずに中に入る。
聞こえていないのは百も承知だ。
テーブルに紅茶の入ったティーカップを置き、
その場をあとにしようとした。
刹那、ピタリと演奏が止まった。
「え、誰......?」
後ろから聞こえた、怯えた声。
慌てて振り返った。
「えっ、お、俺です。桂ですよ。」
「なんだ、桂さんかぁ。びっくりした。」
「すみません、怯えさせてしまって......。」
「いいのいいの。心配しないで。」
お嬢様の安堵した顔を確認し、
入るタイミングを誤ったかと、深く反省した。
どうやら俺は、まだまだ未熟らしい。
「そんなことより、紅茶ありがと。」
「いえいえ。本当にすみませんでした。」
深々と頭を下げる俺に、
優しく笑いかけるお嬢様。
そして、ティーカップに手を伸ばす。
「熱ッ!」
「だ、大丈夫ですか!?」
「平気。口に入れ過ぎただけだから。」
あはは、と笑う姿にほっとしつつ、
立てかけてあるカレンダーを眺めた。
(そういえば、そろそろか。)
_お嬢様の、ピアノコンサート。
「練習、どうですか?」
「んー......まあまあって感じかな。」
「頑張って下さいね。」
「......うん!桂さんが見ててくれるから、
結構安心なんだよね。」
「............ん?」
ちょっと待った。
『桂さんが見ててくれるから』
確かお嬢様はそう言った。
でも、執事である俺は、
留守番を頼まれているはずなんだが......。
「あっ、そっか、言い忘れてた!
ほんとはね、執事であるあなたは留守番。
......だけどね。私、どうしても、
桂さん『だけ』には見ててほしくて。」
「......俺だけ?」
「そう。だから、許可取ったの。
もちろんOKだって。」
にこっと笑うお嬢様。
妙な胸の高鳴りを覚える俺。
お嬢様の無邪気な笑みに、
ふっと、笑みを零したのだった。
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