国王の隣

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皆さまごきげんよう。

今回は日替わりです。

雪だるまさんたちの名前を借りました。

本人方とは一切関係ないです。

舘さま主役、今のところリアル設定は１つもないです。

また、日替わりは世界観なども全く繋がってないです。

メンバー以外も出るかも……？

夢主さんは出てこないです。全て舘さま視点。

BのL……ではないつもり。

他の組み合わせや、この人の別バージョンみたい！って方は遠慮なくどうぞ。

13種類の結果パターン

PARTY TIME - 2024年4月27日

「おはようございます」

『おはよう』

執事の阿部に起こされる前に自分で起きる。ここ最近はそれを意識するようになった。

そろそろ俺も成人するし、父上も涼太になら任せることができると言われているが……

俺はまだまだ未熟。つい数日前までは阿部に起こされていた。

「そろそろ起きてください！」

『んぇ……？あ、ごめんなさい……』

「謝らなくてもいいんですよ」

人の上に立つなら、たくさんの人の当たり前を理解しないといけない。

つまり、手取り足取り、おんぶにだっこじゃもうだめなんだ。

「それでは次の問題です」

そして、一般教養がないと、みんなと価値観が乖離してしまうから阿部から勉強を教わっていた。

「……」

なんでだろう、ここ最近阿部が暗い気がする。

『阿部、なんかあった？』

「！！いえ、なんでもないですよ？」

『我慢して壊れたら、俺が困るんだけど』

「……なんだか、寂しくなるなぁ、と思ったのです」

『え？』

「なんでも1人でできるようになって、そりゃわがままな主人よりは全然いいですよ？でも、やがて俺の手がなくても1人でなんでもできるようになると考えると寂しいので……って、僕が言ってはいけないですよね」

『そんなことないよ。俺、阿部と勉強するの楽しいもん。多分俺は阿部には勉強では勝てないから、これからもいろんなこと、教えてね』

「……！ありがとうございます！！」

Ryohei Abe

主人と執事