その薔薇の意味は──、【歌い手日替わり】

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ねぇ、何本がお気に入り──？ - 2024年5月7日

ぐるたみん×１０８本

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ぐるたんと付き合って１年が過ぎた──

喧嘩したり笑い合ったり、色々な日々を送ってきたけど、
そろそろ結婚・・・とか考えたい


でも彼だって何時も暇なわけじゃなく、仕事がある。
その中で歌い手、として活動してるんだから私達が会える時も多くはなかった。

それでも──、ここまでこれたのは彼もわたしもお互いに好きだったから。


・・・だからそろそろ、結婚。・・・考えてくれませんか？


『はぁ・・・。』


──何度めのため息だろう。さっきからこのことでしか悩んでない。

好きだから、好きの先に行きたい自分がいて。
それでも時間と社会は私の事を許してはくれなくて───。


『あ、もうこんな時間──「・・・YOU！」え？』


バタン、と家のドアを荒々しく開ける彼の手には薔薇の花束が・・・
──それにしても、多くない？


『どっ・・・それ、どうしたの？』

「・・・YOU、聞いてほしいことがあるんだけど」

『え、なっ何？』


「───俺と、結婚してくれないか？」


『───〜っ//』


それは私が一番聞きたかった台詞で、好きのその先の言葉で・・・

突然の言葉で頭がパニックな私は混乱しながらも受け入れた───


『ぐっ・・・ぐるたん、顔あげて！』

「・・・んっ」


背が高い彼に届くように、少し背伸びをしてキスをする──
それは"こちらこそ"という返事を意味する物で・・・


『──・・・は』

「・・・YOU、ありがと」

『う、うん・・・//』


そう言い会い、ソファーに腰掛ける。
──もらった花束を見つめながら、彼に尋ねる。


『・・・すっごい多いね』

「あぁ・・・花屋の人に、プロポーズするなら１０８本がいいですよ
って言われてさ。」

『１０８・・・あぁ、結婚してください、だったよね』

「・・・え、何で知ってんの？」


『あ・・いや・・・えーっと・・・
───本で見て・・・』


──もろに嘘だけど、彼は笑って納得してくれた。
・・・そんなの、前から結婚したいなんて思ってるの恥ずかしいじゃん！

きっと私がこういうこと思ってるのもバレてるんだろうけどさ・・・。


「ん、YOU───。

待たせてごめんな？」

『・・・ばれれた』

「バレバレだよ、YOUの考えてることぐらい・・・

その代わり、これからYOUのこと絶対幸せにするから───」

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