これはほぼ悲しいネタでいくやつです
キャラクター
・あつし君 一個目 悲しき運命
・おさむ君 一個目 願い
・どっぽ君 一個目 大バカ野郎
・ちゅうや君 一個目 素敵な…
・きようかちゃん 一個目 全て消して
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6種類の結果パターン
何度だって… - 2024年5月6日
断頭台にたったような感じだった。
一斉に集まる視線にちょっとした後悔がよぎった。
スローモーションで流れていく車を逆さにとらえて、こういう時に限って声が出せないことに気が付いた。
しっかりと手、握ってたのにな。
国道を横切った歩道橋には、ゆっくりと地面に頭から落ちていく私と、普段驚かないくせに眼球ガン開きで、必死に名前を呼ぶ国木田独歩がいた。
今日は社長が気を効かせてくれて、私達に休みを与えてくれた。
断られるのを承知で出掛けないかと声をかければ、俺の理想には新しい万年筆を買うというのがある。と言って、結局行くことにしたんだっけ。
まったく…。素直じゃないなあ。
国木田が伸ばした手は悔しくも掠れ、私はそのまま落ちていった。
急ブレーキの音がするやも、ゴンッという音を立てて、私は車にひかれ、そのままガードレールまで弾き飛ばされた。
悲鳴が私の耳をつんざくように聞こえてきた。
あばら骨折れたかな。
呑気なことを考えながらも、体は激痛が走ってくるばかりでビクともしない。
国「YOU!!」
ああもう、そんな叫ばないでよ。ただでさえ聞き慣れてるのにさ。
国「しっかりしろ…!!!」
国木田が、私の体を起こしながら言った。
国「おいっ…!!今救急車よぶからな…」
「い……ぃ。やめて……」
国「はぁ!?お前は…」
「もう助からない。それは自分が………よ、く知ってる…」
国「!!」
精一杯声を搾り出しながら言った。
「あたし…ね。嬉しかったんだよ。……アンタが行くっ…て言ってくれて、それで…。さっき、ほどおきようで、”手…つないでくれて”…」
”………何。これ?”
”お前のような方向音痴が離れんようにだ。……決してそういうやつではない!!”
”ふふっ……”
血が逆流してくるのを必死に押さえ、国木田の頬に触れた。
国「そんなことっ今は…」
「ばっかみたい…。御免ね…。」
薄れていく視界に最後雨が降ってきた気がした。
国木田はするりと落ちた腕を見ながら、彼女の顔に涙をながした
国「どっちがバカだ…。おおばかが……」
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作者名:しなっぱ | 作成日時:2017年6月13日 22時