キスして下さい。【銀魂/日替わり】

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望月「実はイチャラブと悲恋のどっちもあんだよね」神楽「マジアルか！」 - 2024年5月11日

ー今日はサボり常習犯の知り合いですー


「よォ。アンタまだ働いてたんですねィ」

「貴方こそまた来たんですね。先日土方さんに追い回されたばかりなのに」



YOUは沖田がよくサボりに来る団子屋の看板娘だ。歳が近いこともあり、話すことが多かった。



「仮にも警察なんですから、しっかりしてくれないと私達市民は困ります」

「仕事は土方さんがあらかた片付けるんで」

「……貴方が隊長であることが不思議でなりませんね」



YOUが溜め息をついたところで他の客からの注文が来たので、彼女は奥へと戻っていった。



「……ちょいと仕掛けてみるかィ」




忙しないYOUの背中を見ながら、沖田は呟いた。




「オイYOU」

「ん、追加ですか？」

「いや、アンタも食わねェかと思いやして」

「なんか怖いんでいいです」

「食えよ」

「……はいすみません」




沖田の声色に、少々引きながらYOUはぎこちなく彼の隣に腰を下ろした。




「えと、じゃあ……いただきま……」

「違いまさァ」

「は？……！？」




YOUが横を向いたとき、沖田の顔は数センチにも満たない所にあった。

そして反応する間もなく唇と唇が重なる。




「いつも俺という客に対して頭が高ェから罰でさァ。あ、それと今日の分は土方さんに払わせるんでツケといて下せェ」



手を振る沖田を、YOUは呆然として見ていた。


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