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学校帰りに、気分転換になるかといつもは通らない道を通ってみた。

だいぶ前に通った事があったはずだが、全く身に覚えのない道が細々と続いていた。

しゃらん、シャラン、と鈴の音が聴こえる方を見てみると、一昔前の物書きの様な服装の少女が古い店に入っていった。

こんな店あったかな? と見てみると、

【怪異道具屋たそがれ堂】

目の前の色褪せたボロい看板には確かにそう書いてあった。

知らない店だと思いながら、私の足は何故かその看板の店に吸い込まれて行った。

__カランコロン……

「あれ? 珍しいですね。僕以外のお客様が来るなんて。」

青い髪の少女はそう言った。いや、少年かもしれない。

「うるさいな。お前のだけ料金倍にして欲しいのかい?」

おじさんだか、おばさんだかわからない人が鬱陶しそうに子供に返していた。

「で?こんなボロい店に何の用だい?」

あ、そういやなんで来たんだっけ?

『えーと、すみません、ここ、何屋ですか?』

「はぁ。あんた知らんで来たんか。ふふ、良いだろう。ここは怪異道具屋だ。なに、一ついいのをかしてやろう。お前は少し待っとれ。」

「え、酷いなぁ。」

「良いの選んでやるから、質問に答えな。」














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作者名:駄阿 司 (だあ つかさ) | 作成日時:2023年8月7日 15時

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