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67.青酸カリ ページ24

キキョウ「あらあら。思ったより
日差しが きついこと。」

シルバ「場所はここでいいのか」
ゼノ「凧あげか。風もなくて 良いの」

数十分して、皆が下山してきた。

母とイル、私は大きな花柄の布
(俗に言うレジャーシート の代わり)を広げる。

ゴトーとその他執事は昼食を並べるのを
手伝うと、母に命じられ執事室に
戻る。完璧な家族水入らずとなった。

私も靴を脱ぎ、(レジャーシート)にあがる。

キキョウ「皆。今日はわたくしが
1から作りましたのよ。存分にお食べ
なさい。」

母は自慢げにそう言った。

普段、毒の調整などは母が行うものの、
食事の準備は執事が行っているから、
久々に食べる母の完全な手料理。

サンドイッチ用のパン、レタス、ハムなど
が皿にのせられている。

どうやら好きな具を挟めということ
らしい。

これは手料理といえるのか。
ただ切っただけではないのか。

と思ったが別の(バスケット)には手作りのカップケーキやクッキーも入っていた。

皆はサンドイッチに手を伸ばし、
挟み始める。

私もと思い、手を伸ばすが、母がそれを
遮った。

キキョウ「A、届かないでしょう。
ママがとって上げるわ。何が食べたい?」

『じゃあ、ハムチーズで。』

キキョウ「ええ、任せなさい」

そう言うと母は、手際よくパンを手に取り
マスタードとバター、青酸カリを塗ると
ハムとチーズを挟んだ。

マスタードとバター、青酸カリを…

…青酸カリ?

『ちょっと母さん!?』

キキョウ「あら、Aちゃんは
ドクツルタケの方が宜しかったかしら?」

母は、そう言うと、今度はイルのサンドイッチに毒キノコであるドクツルタケを挟み始めた。

『…』

幼い頃は平然と食べていたのだが、
24歳ともなると外食も増えるため、
家庭料理の異常さを知った。

私は青酸カリ入りのサンドイッチを
見つめる。これ食べるのか…

イルミ「どうしたの姉さん。
食べないの?」

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作品ジャンル:アニメ
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(プロフ) - 萌伽(/・ω・)/さん» わぁ(^^)読んでくださってありがとうございます! (2018年4月23日 23時) (レス) id: 884d6b5516 (このIDを非表示/違反報告)
萌伽(/・ω・)/ - おんにいいぃぃぃぃぃいああ(( なんでこんなにすごいとよ() ('-' ) (2018年4月23日 15時) (レス) id: a230e5531a (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - しゃるなあくさん» ありがとうございます!これからも宜しくお願いします(^-^)/ (2018年4月7日 17時) (レス) id: 884d6b5516 (このIDを非表示/違反報告)
しゃるなあく - やば、おもろ(≧∇≦) (2018年4月7日 15時) (レス) id: 3513cc92b6 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ひなさん» ありがとうございます!!嬉しいです(^^) (2018年4月3日 8時) (レス) id: 884d6b5516 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2018年3月14日 21時

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