61.さよなら天空闘技場 ページ17
ゴン「あのね。キルアが今日遅起きなのは、昨日、夜更かししたからなんだ。」
ゴン「Aさんの話しも聞いたよ。
キルア、楽しそうに話してた。」
ゴン「�牴兇亮�慢の姉貴だよ�瓩辰董�」
ゴン「本当なら、今朝、ドア蹴り破ってでもキルア叩き起したかったんだけど…。
ねえ、Aさん。キルアにさよなら
くらい言ってあげなよ。」
『…』
『ゴン君。』
私はゴンくんに向かって拳を振り上げた。
そしてゴン君の顔にぶつかるスレスレ
の所で、拳を寸止めする。
ゴン君は動揺一つせず、
真っ直ぐな目で私を見つめていた。
『なんで、避けようとしないの？』
ゴン「だって、本気じゃないじゃん。
Aさん、本当にオレのこと
殴ろうと思ってない。そうでしょ？」
私はやれやれ というように拳を
下ろし、ゴン君を抱き寄せた。
『それが分かれば良いの』
ゴン「え？」
『キルアはこんなに良い友達を持った。
純粋で正直で──────そして、
今わかった。貴方は人を疑わない。』
『私はもう思い残すことは無いよ。』
私に抱き寄せられたゴン君は、
私の胸の中で照れ笑いを浮かべている。
『だからキルが何を思い残そうが、
それは寝過ごしたキルの自業自得です！』
そう言って私はゴン君に笑みを向ける。
ゴン「へへっ、Aさん。ダメだよ」
『ん？』
ゴン「そんな事言われたら、
オレ、止める理由が無くなっちゃう」
私はそう言うゴン君の肩に手を置き、
ゴン君と真っ直ぐ見つめ合った。
『…キルアを、よろしく頼むよ』
ゴン「うん！！」
搭乗ゲートへと歩き出す私が後ろを
振り返れば、ゴン君が手を大きく振り
続けてくれている。
ゴン「Aさーーーん！！
さよーーならーーーー！！！」
私も、大きく手を振り返した。
飛行船はパドキア共和国に向かって
飛び立った。
──────さようなら、天空闘技場。
さようなら、ゴン。キルア。
ゴン君を抱きしめた私の胸は、
まだ、温かかった。
40話 天空闘技場へ 終
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杏(プロフ) - 萌伽(/・ω・)/さん» わぁ(^^)読んでくださってありがとうございます！ (2018年4月23日 23時) (
レス) id: 884d6b5516 (このIDを非表示/違反報告)
萌伽(/・ω・)/ - おんにいいぃぃぃぃぃいああ(( なんでこんなにすごいとよ() ('-' ) (2018年4月23日 15時) (レス) id: a230e5531a (このIDを非表示/違反報告)
杏(プロフ) - しゃるなあくさん» ありがとうございます！これからも宜しくお願いします(^-^)/ (2018年4月7日 17時) (レス) id: 884d6b5516 (このIDを非表示/違反報告)
しゃるなあく - やば、おもろ（≧∇≦） (2018年4月7日 15時) (レス) id: 3513cc92b6 (このIDを非表示/違反報告)
杏(プロフ) - ひなさん» ありがとうございます！！嬉しいです(^^) (2018年4月3日 8時) (レス) id: 884d6b5516 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：杏 | 作成日時：2018年3月14日 21時
