行方不明・2 ～裏切りの砂人～【歌い手】 (ページ5)

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貴『むにゃ……31話』坂「寝言かわよ。」ページ5

nqrseさいど。

志麻が完全に負けると思われた時、

志麻は見えないくらいの速さでまふまふの腹を撃ち抜いた。

ま【く……そ！】

バタッ

まふまふは力尽きて倒れる。

志【さっきのお返し。あー、痛い痛い～腹がいてぇー……】

うーん、と背伸びをする志麻。文字だけで見たらほのぼの感が溢れているが、

実際溢れているのは志麻の腹から垂れる血である。←

n【なぁ。この中で治療とか出来る人は……luzくらいしかいねぇな。】

α【私もある程度は出来るよ。】

αがすっと手を挙げる。

決まりだな。

n【じゃあ、αとluzでまふと志麻…？だっけ。】

志【おん。】

n【じゃ、この二人の治療よろしくー。】

オレはそう言ってそこから立ち去る。

志麻の血の臭いが少しきつくて、吐きそうになる。

う【大丈夫か？】

うらたが声をかけてくる。

あんまり心配させるのも悪いな。

n【あぁ、大丈夫……だ。】

嘘だけど。

やっぱり、血を見るのは苦手だなぁ。

う【嘘付け。顔真っ青だぞ。】

n【うそ…まじ？】

う【まじ。】

n【じゃぁ、ちょっと部屋で休んでる。】

正直いうと、歩くのも壁にもたれながらじゃないときつい。

するとうらたは、オレのそんな心配を汲み取ったのか、

ひょい。←

急な浮遊感。

ま、まさか……(顔面蒼白)

n【う、うらた……！/////さ、流石に一人で部屋にたどり着けるから！ちょ、お、おろせ！/////】

必死に足をバタバタさせる。

確かこいつ……オレよりもちっこいよな？

う【だれがチビだ。ぶん投げるぞ。】

n【いや、ぶん投げんのだけはマジ勘弁。】

てゆーかお姫様抱っこ？までしなくていいだろ。せめておんぶ！おんぶがいーいー！
(突然のキャラ崩壊)

なんて考えている間に部屋についたようでベットに投げられた。痛い。酷い。

n【…ったぁ……】

う【あ"～、重かった……】

いや、重かったんなら運ぶなや。

って思うのはオレだけ？(大丈夫。作者もだよ。)

しばらく横になっていると、だいぶ吐き気は治まってきた。

n【ふぅ……さて。オレはそろそろluzたちの手伝いに行くけど、うらたはどうする？】

う【行く。】

n【そっか。じゃあいくぞー】

そう言ってドアノブに手をかけた時。

バキ！←

急にドアが開かれ……いや、こわされ、そのでっかい破片が見事にオレの顔にヒット。

痛い。酷い。(本日2回目)

そして顔を手で覆っているオレに降ってきた声は。

・

・

α【助けて！l、luzと志麻が！】

あ……α？