雑愛小説 ハイキューver

5話目 ページ6

『やっほー山口 月島と一緒じゃないなんて珍しいね』

山「部活以外で話しかけないでくださいって言いましたよね？」

『えっ、目ぇあったのに無視はちょっとあれかな？って思ったんだけど...』

山「うるさいです。同学年に知り合いって思われたくなかったんです」

『え、嘘でしょ？私ってそのレベルだったの？』

山「で？要件はなんですか？」

『いや、何もないけど...』

山「何もないのにわざわざ声をかけて走り寄ってきたんですか？」

『え？うん』

山「そうですか」

『そうですよ？そんなことよりも山口よ。人と話すときは目を見て話そうか』

山「ちょっと一旦黙っててくれます？」

『ごめんね？(ヤケクソ)』

山「そんなことよりも」

『そんなことより！？』

山「先輩のスカート短くないですか？」

スルー？

『あ〜、身長伸びたからね まだ買い換えられてないんだよねぇ』

制服を可愛く着こなすため！とかではない

山「早く買い換えて長いの履いてくださいね 目に毒です」

『え？』

今聞き捨てならない言葉が聞こえたよ？


山「そろそろ休み時間終わりますね 先輩移動教室なんでしょう？早く行ってください」

『いや、まだ結構余裕ある...』


山「早く行ってください。ね？」

『ウンソウダネソロソロジカンヤバイカモ』

言いながら山口私のこと押してるんだが酷くない？
あ、でも楽だしいいか


『じゃあ、授業頑張ってね』

山「先輩も寝ないでくださいね」

『ハハッ聞こえな〜い』

山「先輩？」

『うん寝ない絶対寝ない』

目がガチだった

山「ほら、着きましたよ」

結局階段の前まで押してもらった

『ありがとう山口 またね』
一応お礼を言って軽く手を振っといた
失礼なこと言われてもちゃんとお礼言って偉いぞ私！

山「そういうところですよ 先輩...」

『え、何が！？』

あいつ...無視して去りおった...

−−−−−−
同学年の奴にAのことをあんまり知られたくなかった

わざわざ走り寄って来てくれて嬉しい

目に毒って意味2種類あるよね！

自分が見れないところで知らない奴が先輩の寝顔を見てるとか、耐えられない

言動とか色々女子捨ててるくせにいきなり可愛く手を振ってきたりする...
勘違いしそうになる...
無意識にそういうことやるから、モテちゃって周りから不器用な愛情表現をされるんですよ 先輩

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