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下校時間....皆が学校を出る時間に私は今日登校した
「ま、松野くん!」
『なに?』
屋上へ向かう途中、昨日千冬のことかっこいいと言ってた女子と出会った
「また、明日ね!」
少し頬を染めてはにかむ女子
『あぁ、また明日』
馬鹿だな......自分の本当に好きな人とそれに似た人区別もつかないのか
でも....
ふと廊下の鏡に映る自分の姿を見て
ピアス、瞳の色、短くなった髪、男子の制服
『.........スキだな』
外見は
松野 千冬
そっくりにナレタ....
『でも....まだ足りない.....足りないの....』
バンッ_____
「はぁはぁっ.......」
『大丈夫?息が上がってるよ?急いでここまで来たの?
"千冬"』
千冬「つっ.....誰だよ、なんで.....なんで俺とそっくりなんだよ!」
『その.....目....スキ....驚いてる?気味が悪い?.....』
千冬「巫山戯んな!!」
千冬は私を殴りかかろうとした
千冬「なっ....なんで....足が...力入ん...ね」
『今日場地 圭介が風邪で助かったよ、喧嘩強い君とタイマンしたら"俺"死んじゃうよ。だから.....痺れ薬....君の飲み物に入れた』
千冬「な...んで...んなこと」
ギュッ
"俺"は千冬を抱きしめた
『だって私....千冬がダイスキだから....ダイスキな人と同じ物欲しいと思わない?ダイスキな人とお揃いにしたいと思わない?...ダイスキな人に"なりたい"って思わない?』
千冬「.........」
『これだけ千冬そっくりになれたのにまだ足りないの....何でなのかな.....あ、そっか.....本物は私を見てくれないから....だったら本物の千冬はイラナイ。"俺"が本物の松野 千冬になってあげる』
千冬「やめ.....ろ」
『安心して。場地 圭介もすぐに送ってあげる』
千冬「つっ!!場地さっ」
グサッ___
千冬「あ""""」
『暴れないで千冬、君の綺麗な顔....肌...あまり血で汚したくないの』
『ねぇ....千冬...ダイスキ....これからは"俺"が千冬として生きていくね』
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ゆずあん(プロフ) - 思いついたので少しこちらの作品を進めます。短めの作品になると思います...多分。もう1つの作品もゆっくり書きますので良ければお気に入りお願いします。 (2021年12月8日 0時) (レス) id: 3f5fcfa763 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆずあん | 作成日時:2021年12月7日 23時