131話 ページ37
「もうッ！ なんで任務中に悠長に団子なんか食べてたんですか！」
イ「だから、さっきからすまないと言ってるだろ！」
鬼「だから言ったんですよ 今回はさすがの私も庇いきれませんよ」
イ「……( ´•ω•` )」
わたし達は里から脱出し、ナルトくんのいる近くの宿場町に向かいながらイタチさんに説教をしていた
鬼「それで、問題のうずまきナルトくんは本当にこの先にいるんですか？」
「間違いないです わたしの分身の大無槌(オオナズチ)が尾行していますから」
鬼「確か…チャクラを消して透明になり、人にも化けれるんでしたっけ？」
「その化けた人のチャクラも真似るんです あ、もうすぐで着きますよ」
わたし達は一旦木の影に隠れて様子を伺い、町に入ったところで分身を消した
鬼「イタチさん？ いつまでもいじけてないでしっかりしてくださいよ！」パシッ
イ「痛っ！ 叩くことはないだろ！」
鬼「ナルトくんを護衛してるのは木の葉の三忍なんですよ！ わたし達でも勝てるかどうか…」
「はい、あの人は見かけによらずにすごい強さです
三人で行っても悪くて全滅しちゃうかも…」
イ「だが…どんな人にも弱点はあるはずだ」
「自来也さんの弱点…女の人？」
イ「それだ！ よし行くぞ！」シュバッ
「ちょっ、イタチさん！？」シュバッ
鬼「やれやれ、そんな手に引っかかるのなら苦労しませんよ」シュバッ
町に入ると、イタチさんは綺麗なお姉さんに幻術を掛けて 自来也さんの場所に向かわせた わたし達は陰でそれを見張る
鬼「引っかかるとは思いませんが…」ボソッ
イ「しっ！」
お姉さんは何気なくナルトくん達の前に立つと…ふたりは鼻の下を伸ばし、「ウッヒョーーッ！」と奇声を上げる
主・鬼「……」
イ「よし！ ある程度離れたらナルトくんの回収に行くぞ！」
イタチさんはそう言うが、今 わたしの中の自来也さんの評価はまさに下り龍だった それは鬼鮫さんも同じなのだろう
イ「そろそろか…行くぞ」スタスタ
「…うん」スタスタ
わたしはイタチさんの言葉で気持ちのスイッチを切り替え、暁として任務を開始した
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作者名：溝呂木 | 作成日時：2019年9月14日 19時
