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116話 ページ22

通信が終わり、木陰から出てしばらく歩いていると通りにサクラちゃんとイノちゃんが歩いているのが見えたので声をかけた

「サクラちゃん! イノちゃん!」

サク「Aちゃん! 帰ってたんだ!」

「うん! 昨日帰ってきたんだよ それより二人ともどこか行くの?」

するあ、二人の顔が少し曇った

イノ「うん…ちょっとお見舞いにね」

「お見舞い?」

サク「うん リーさんの…ほら、中忍試験にいた」

「え…あのゲジ眉さん! 怪我したの?」

イノ「うん、アンタがヒナタを助けて倒れたとき…」

イノちゃんの説明でだいたいのことがわかった わたしが医務室に運ばれたとき試合は続行され、我愛羅くんとゲジ眉さん…リーさんが戦った 最初はリーさんが押してたけど終盤に我愛羅くんの砂で深手を負って敗退し その時に左手と左足をやられたようだ

説明を終えた頃には木の葉病院に着いていた
すると、イノちゃんがある提案をしてきた

イノ「そうだ! ねぇアマツマ アンタの医療忍術でリーさんの怪我治せたりしない?」

「え、わたしの?」

サク「ちょっと、イノ!」

イノ「何よ! 物は試しよ! ほら、早く行こ」

と言って、面会の手続きをしに行った

サク「ごめんね、Aちゃん」

「いや、いいんだけど…勝手に患者さんを治療したらまずいでしょ」

サク「そりゃそうよ、勝手に治療なんかしたら怒られるわよ まったくイノは」

イノ「おーい、二人とも〜 早く〜」

病院の廊下の奥でイノちゃんが手を振っていた

サク「はぁ…」

「アハハ…とりあえず、行こ」

そう言ってわたしはサクラちゃんの手を引き、リーさんの病室に入る

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作者名:溝呂木 | 作成日時:2019年9月14日 19時

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