story6 姉御 ページ7
【Aside】
「姉御。沖田です。ゴリラ迎えに来ました。」
姉御の家にいるゴリラを迎えに来た。もう死んでるかな?
「はーい。Aちゃんちょっとゴリラの死体しかないんだけど、いいかしら。」
「全然大丈夫です。」
ゴリラやっぱり死んでた。
えっ?何で姉御年下なのに敬語なのかって?それは、初めて会った時に胸掴まれてね……
トラウマ的な?
「姉御ォ!A来たアルか?」
「Aさん、お久しぶりですね!」
神楽ちゃん新八君、居たのか。
「Aちゃん。新ちゃんも、神楽ちゃんもああ言ってることだし、お茶していかない?お茶菓子が余ってるの。遠慮しないで。」
なにも言ってないんですけど。誰一人として口を開かないんですが……
「いや、仕事があるので大丈夫です。」
「遠慮しないで。」
「大丈夫です。」
「遠慮しないで。」
「じゃあ、上がらせていただきます……」
姉御、笑顔が怖いです。
「まぁ嬉しいわ!新ちゃん手伝ってちょうだい。」
いや、脅してましたよね?
「A久し振りアルな。ゴリラならあそこに転がってるヨ。」
「知ってる。お茶しにきたの。ゴリラはついで。」
嘘だけど。
「お茶ですよ。」
そう言って出てきたのは、お茶とダークマター。
「姉御、さっきパフェ食べたから、お腹いっぱいだからお茶だけでいいよ。」
普通を装っているが、冷や汗だらだらだ。食べたら、ゴリラと旦那は、記憶なくなったし。
「やっぱり、お妙さんの料理は美味しいなー!ガハハハハハハ!」
「何で当たり前の顔して、ここにいんだよ!死ね!死ね!死に晒せ!このゴリラァァァ!!」
とか言いながらボコボコにしてるし……
近藤さんさようなら。──姉御には逆らえません。
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作者名:きなこ | 作者ホームページ:https://twitter.com/Kinako_uranai
作成日時:2018年2月5日 13時